国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

会社のクリスマスパーティー

2012-12-17 08:24:37 | 仕事
このところの職場のギスギスで、私は今月のような忙しい時に一日お疲れ休みをとってしまった。

その前の夜は、会社のクリスマス会食で、その時からもう職場から離れたい一心で、今回欠席した。

正直なところ、逃げたような気がしていて、自分でも情けなく、ずっと重い気持ちが続いている。

嫌な人はごく一部であり、8割方の人とは何も問題なく,普通に過ごせているのだから、そういうネガティブな人のために自分が遠慮するというのは、そもそもおかしいではないか。

そうはわかっていても、今回はどうしても気持ちの病が私の感情を覆ってしまった。

そんな中,だんなの職場のクリスマスパーティーに行った。

だんなの職場のパーティーは、スタッフの数も少なく、いつもパートナーも一緒でアットホームな雰囲気である。

なぜか、今年は日本食が食べたい!ということで、日本食レストランに行く事になった。

近くに、雰囲気のいい畳と掘りごたつ式のパーティー室がついた店があるので、そこへ行くことにした。

実は、ここは韓国人経営で、日本人として言わせてもらえば、ちょっと照り焼きなどの味が違う!のではあるが、まあ、雰囲気はいいので、私も気に入っている所の一つである。

NZでは、こういった集まりの場所を決めたり準備したりするのは、事務所やマネージャーの仕事である。

なので、だんなも、マネージャーとして、いわゆる幹事であった。

しかし、だんなの職場の人たちも,生粋のキウイが大半で、日本食なんて食べに行った事がない,という人がほとんどであった。

なので、私も、もしかしていろいろ聞かれるのではないか、と、かなり緊張して行ったパーティーであったのだ。

箸の持ち方は?

コレは,何を付けて食べるの?

みそスープは、食事の前に飲んじゃうの?

コレ,何?(海藻ナムルでした)

おかげさまで皆ぺろりと食べ、大変楽しんでくれた。

それはまた和気あいあいとしていて、やや宴会場?は肩が触れ合うくらいぎゅうぎゅう積めだったのであるが、返って、その狭さのため,みんな共通の話題でゆっくり話ができて、がんがんうるさい音楽に邪魔される事なく、とてもいい会になった。

ただ、私は痛感したのだ。

この人たちは、人間関係のよい職場にいるから、きっと全員が参加し、全員のパートナーも参加し、楽しい話題が続き、決してFやらshed やら低俗な言葉が出てこないのだろう。

そんな当たり前の事が、とても嬉しく、ほっとしたのだ。

と同時に、私は自分の職場の中で、どんどん自分の存在を消し,言葉もほとんど発せず、ただあくまで仕事場のパーツの一つ、ロボットと言い聞かせ、変わり者になっていっているかもしれない。

感情を抜いているつもりでも、怒りはどんどん積もって、今回、仕事と忘年会をサボったと認めざるを得ない。

ただコレは完璧に、8割方の常識のある、いい同僚たちに非礼だとは思う。

どこの職場も、中に入れば完璧という事はないに違いない。

2割の心ない人たちのために,自分を落とすのはやめなければと気づいて、少し気力が戻って来た。