ゾウさんと暮らす

85歳の 夫ゾウさんとの
二人暮らし。 わたし 82歳。  

「義経になった男」 … 滅びの 美学

2013年08月14日 00時08分26秒 | ・読書・映画・芝居・TV

義経北行伝説、を 書くために 春から 資料を 読んでいた。

2冊持っていたが、 古本を さがしたら たくさんあったので

購入した。 結局 + 9冊。 

そのほかに 小説「 義経になった男 」 4巻 も 買った。 


 この話には 関わりない 写真 は

うちの マンデビラ。 


 

作品が 読みたいのではなくて、作者自身を 知りたくて 

10年ほど前に 平谷美樹 「エリ・エリ」 を 読んだ。 

いや 読もう と、した。  これは 私向きではなかった。 

もう 1冊も  買ったが、 10ページで やめた。

今度の 小説 「 義経になった男 」は なんと 最初から 引きこまれた。  

作者 別人 じゃないのかな、と 思ったほど。


内容は 書かない、 ……  いや すこし だけ。 

書かずには いられない。


あたりまえながら

史実をちゃんと ふまえて 架空の 物語を 作っている。

古文書は 勝者から見た 世相を 表しているから

こういう風に 咀嚼していただく と 嬉しくなります。 

この 「義経になった 男」は 滅びの 美学 です。

抗うことを していないように 見せながら 密かに 「抵抗」をする人々を

細かく そう 詳しく 描いています。


登場する場所、 ほとんどを 歩いている。 私と ゾウさん。

福島と 宮城の 県境にある 国見でさえ 2度行っている。

あつかし山 中腹まで も 1度。

周辺の 地形も すこし わかっているので 話を 理解しやすい。

そうです。  国衡さんは そうなんです。 「… なった男」 ここでは

私が おもっていたとおりの 国衡さん です。

平泉の 泰衡さん その他 も。   

そうでなくちゃ。 そうでしょうとも。

実に ほれぼれ しながら、 読んだ。  そして 泣きました。

判官びいき ならぬ 「蝦夷(えみし)びいき」です。 


義経 が 3人 も いる … 。

義経に 風貌が似ているから、と 選ばれた ふたりがいる。

蝦夷の 若者のほうは 沙棗(さそう)という 名前を 付けられた。

その 沙 棗 

シルクロードにさく 黄色い花だそうな。

沙棗の和名は  ホソバグミ = ヤナギバグミ ( 柳葉 茱萸 )だった。

http://www.t-webcity.com/~plantdan/mokuhon/syousai/yagyou/ya/yanagibagumi.html


日本には 咲かないのか と おもっていたら、

「あとがき」に   作者の 庭に 植えたとある。

いま 咲いてる ?

そうだ。 もうひとつ 書いておこう。

 義経になった 男  沙 棗 は 北行 の上に 

   この植物の 原産地 へ 行くんです。

ジンギスカンには なっていないが。 

ずんずん 書きたくなります。 が、  終わりにします。



この文章は 滋賀県と 岩手県の 試合。 (昨日の13日)

第95回 全国高校野球選手権大会を みながら 書きました。

山のような 「彦根」の 赤い応援団に 負けず 

    「花巻東」 の 選手たち よく 頑張りました。

応援団長は 声の いい人を 要所に 配置するなど

頭脳作戦を 考えた、そうです。

    テレビで 応援したのは 「蝦夷びいき」の わたし も です。 

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