Photo: Marunouchi, Tokyo
アメリカに行って最初の頃、美容院探しに苦労しました。今日はその頃のお話をしたいと思います。
はじめはその辺りの日本人がみんな行くという日本人経営の美容院に行きましたが、決して悪くはないものの、いまいちサービスに満足できませんでした。日本人だというだけでお客が来るからかもしれないな、と思いました。他に日本人経営の店は無かったので競争する必要が無かったからでしょう。
そこで、今度は近くのショッピングモールの中にあるわりと大きめの美容院へ行きました。アジアのどこかの移民らしい若い女性がニコニコとしながら出てきました。当時、わたしはまっすぐな割と長めの黒髪でした。彼女にan inch(2.54cm)だけ切って欲しいとお願いすると、感じの良い笑顔でOKと言いました。
ところが、切りはじめると手つきがおぼつかない。なんとなく友達にでも切ってもらっているような気分。プロにまかせているような安心感が持てない。一生懸命に髪をまっすぐにそろえようとしているのがわかる。後ろも横も前髪も。
切っているうちにan inchのはずが、ずいぶん短くなった。そしてまっすぐに線を引いたようなそろった前髪なんて今時めずらしい。わたしはショックで固まっていた。
彼女は、さあできた!という顔で鏡に写ったわたしを見ながら "Pretty like a Japanese doll" と言った。でもわたしは、これじゃー、まるでちびまるこだよ、と思った。
たとえやり直しを頼んでも彼女の実力ではどうにもならないだろうとあきらめ、かなりへこんだ気分でその美容院を出ました。
それからしばらくして、大学のキャンパスで東京のshima(人気の美容室)でお姉さんが働いていたという留学生と出会い、やったーとばかりに「あなたは髪をどこで切ってるの?」と尋ねると、サンフランシスコのヴィダルサスーンだと言うので、早速そこへ予約を取りました。
やっぱり上手でした。顔の回りに自然なレイヤーが入り、ちびまるこは脱却しました。
次の日気分良く大学へ行きましたが、わたしが髪を切ったことに気付く人は一人もおらず、
ちぇ、せっかくサンフランシスコまで行って東京並みの値段を払ったのに、
と思っていたところ、一人気付いてくれた人がいました。その人は、
“You've changed your hairstyle. It's more modern!(髪型変えたね、それのがイマっぽいね!)"と言ってくれました。
こんなわずかな変化に気付いてくれたのは、「冗談にならなかった冗談(8月22日投稿)」に出て来たbisexualの彼でした。なんとなくさすが、という感じがしました。
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それではまた!
アメリカに行って最初の頃、美容院探しに苦労しました。今日はその頃のお話をしたいと思います。
はじめはその辺りの日本人がみんな行くという日本人経営の美容院に行きましたが、決して悪くはないものの、いまいちサービスに満足できませんでした。日本人だというだけでお客が来るからかもしれないな、と思いました。他に日本人経営の店は無かったので競争する必要が無かったからでしょう。
そこで、今度は近くのショッピングモールの中にあるわりと大きめの美容院へ行きました。アジアのどこかの移民らしい若い女性がニコニコとしながら出てきました。当時、わたしはまっすぐな割と長めの黒髪でした。彼女にan inch(2.54cm)だけ切って欲しいとお願いすると、感じの良い笑顔でOKと言いました。
ところが、切りはじめると手つきがおぼつかない。なんとなく友達にでも切ってもらっているような気分。プロにまかせているような安心感が持てない。一生懸命に髪をまっすぐにそろえようとしているのがわかる。後ろも横も前髪も。
切っているうちにan inchのはずが、ずいぶん短くなった。そしてまっすぐに線を引いたようなそろった前髪なんて今時めずらしい。わたしはショックで固まっていた。
彼女は、さあできた!という顔で鏡に写ったわたしを見ながら "Pretty like a Japanese doll" と言った。でもわたしは、これじゃー、まるでちびまるこだよ、と思った。
たとえやり直しを頼んでも彼女の実力ではどうにもならないだろうとあきらめ、かなりへこんだ気分でその美容院を出ました。
それからしばらくして、大学のキャンパスで東京のshima(人気の美容室)でお姉さんが働いていたという留学生と出会い、やったーとばかりに「あなたは髪をどこで切ってるの?」と尋ねると、サンフランシスコのヴィダルサスーンだと言うので、早速そこへ予約を取りました。
やっぱり上手でした。顔の回りに自然なレイヤーが入り、ちびまるこは脱却しました。
次の日気分良く大学へ行きましたが、わたしが髪を切ったことに気付く人は一人もおらず、
ちぇ、せっかくサンフランシスコまで行って東京並みの値段を払ったのに、
と思っていたところ、一人気付いてくれた人がいました。その人は、
“You've changed your hairstyle. It's more modern!(髪型変えたね、それのがイマっぽいね!)"と言ってくれました。
こんなわずかな変化に気付いてくれたのは、「冗談にならなかった冗談(8月22日投稿)」に出て来たbisexualの彼でした。なんとなくさすが、という感じがしました。
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コワイモノ見たさの気持ちがきっとあったのでしょうね。知らない美容院に一人で入るなんて。自分ながらチャレンジャーだったな、と思います(笑)
たかぽんは自分で切れるなんてすごい!それも慣れなのでしょうか。アメリカでは、なんでも自分でできたほうがいいですね。
アメリカの美容室,私も嫌な思いをしたことがあります。。。今度アメリカに住む時はいい美容室にめぐり合えるといいのですが…。
美容室探しも語学学習も失敗談が付きものかもしれませんね。後になれば笑い話になってしまいますし。
ひろこさんはまたいつかアメリカへ行かれるのですね。美容室をはじめ、たくさんのいい出会いが待っているといいですね!
僕もヨーロッパ旅行の際、ロンドンのウエストブロンプトにある普通の床屋さんへ、土産話しと度胸試しのつもりで髪を切りに行ったんですが、ちょっと(1cmくらい)切るつもりが、かなりショートカットにされた事があります。もちろん一人で行ったので、会話は単語だけです。当然相手には通じていなかったのでしょうね。
今度外国の床屋さんor美容室へ行った時はちゃんと説明できるように、英会話の勉強頑張ります。これからもいろいろ教えてくださいね。宜しく~
まったくわからないので(笑)、日本での
美容師さんのハサミさばきを思い出して、
自分でカットします(笑)
スキバサミも買ったので、簡単にすくことが
できるし、自分のしたいようにできるし、
なんてったってタダ!!(笑)でも、
調子に乗りすぎて、切りすぎたんですけどね、前回は(爆)
jesseさんもロンドンで髪を切っていたのですね。なかなかのチャレンジャーですね。もしすごく気に入るスタイルになったら嬉しいでしょうね。またいつかどこかでチャレンジしてみては!?
タダはいいですよ。美容院代もばかにならないですからね。