第２クール たった３ヶ月で英語脳の構築ができる 36/90

【どうして日本人は英語を話せないのか?】

私が昔、塾を経営していました。しかし「文法を理解していたら英語が話せる」と教えているのに、当の自分が英語を話せない。これが英文読解の英語理論であって、英語を話せるための理論ではないと気づくのに数年かかった。そんな時に出会ったのがベーシックイングリッシュだった。

前回に述べたように、「動的な表現をするために動詞から転用して形容詞のように使う」という説明は私にとってはわくわくするものだった。
生徒たちに｢話せる英語を教えたい」との熱意が「コミニカ中学英語基礎編」に結実したということだ。

最近までテレビのコマーシャルで流れていた、マクド(大阪弁)のセリフを私が開発した英作法で表現したら以下のようになる。

　We're loving it.

そして(2) はそれの受身形での表現、いずれもbe動詞系列の運用だ。

「コミニカ英作法」
　(1) 私たちはそれが大好きです　　現在進行形
　　< ～は　ドウする文>
　　① 私たちは、～いる　→ We are
　　② それが大好きで　 → loving it
　　(完成文) 　We are loving it.　

　(2) それは愛されています　　現在受身形
　　< ～は　ドウする文>
　　① それは、～いる　→ It is
　　② それが大好きで　 → loved by us
　　(完成文) 　It is loved by us.　

ちなみに以下は、「コミニカ中学英語基礎編」の現在進行形の英作問題の音声だ。
例えば、I am --running.と発音し、I am running.と表現している。
「コミニカ中学英語基礎編」の現在進行形　その肯定形

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【今日の学習】

今回も例文を代えて日本文法で言う進行形と受身形について述べます。
動的な表現をするためには動詞の変化形を使う。ここで注目してほしいのは、「形容詞のように使える」ということはbe動詞系列の表現となることだ。

つまりI am busy.といった4つの表現展開ができたら教育文法でいう現在進行形、過去進行形、未来進行形、そして現在完了進行形も簡単にできる。また現在受身形、過去受身形、未来受身形、そして現在完了受身形も簡単にできる。と言うことは、ネイティブも日本人以外の非英語圏の人たちはそんな文法用語も関係なく表現できるということだ。

現 在進行形は「am,are,is＋現在分詞」、過去進行形は「was,were＋現在分詞」、未来進行形は「will be＋現在分詞」、現在完了進行形は「have,has been＋現在分詞など、文法用語が増えるばかりなのが日本の教育文法だ。こんなことで英語という言葉は定着・蓄積できるワケがない。

　　I am busy.　私は、(今、ふだん)忙しい　※現在形
　　I was busy.　私は、(その時)忙しかった　※過去形
　　I will be busy.　私は、(これから)忙しくなります　※未来形
　　I have been busy.　私は、(ずっち)忙しい　※現在完了形

　　I love it. 一般動詞による表現
　　私は、それが大好きだ

まず、進行形での事実表現
　I am loving it.　(今)それを愛しています
　I was loving it.　(その時)それを愛していた
　I will be loving it.　(これから)それを愛し続けるでしょう
　I have been loving it.　ずっとそれを愛し続けてきました

　以下は情緒表現
　You may be loving it.　それを愛し続けるかも
　You are sure to be loving it.　きっとそれを愛し続けるだろう
　You have to be loving it.　それを愛し続けなければならない
　You had to be loving it.　それを愛し続けなければならなかった

一 方受身形ですが、彼は「動詞をed形にすれば形容詞のように使える」としています。例えば、love itというフレーズがあれば、lovedと変化させて使えるということです。ただし受身形の表現ではItが主体になります。進行形と同様「形容詞のように 使える」ということはbe動詞系列の運用となることです。

英語の4つの基本時制でも展開です。受身形　事実表現
　It is loved by us.　(今)私たちに愛されている
　It was loved by us.　(その時)私たちに愛されていた
　It will be loved by us.　(これから)私たちに愛されるでしょう
　It has been loved by us.　(ずっち)私たちに愛されてきた

　以下は情緒表現
　It may be loved by us.　私たちに愛されるかも
　It is sure to be loved by us.　きっと愛されるだろう
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