2007年度、第18回創作脚本コンクールで、創作脚本賞を受賞した作品です。
また、第20回京都府高等学校演劇大会(於:京都市呉竹文化センター、2007.11.4)において、立命館高等学校演劇部(南部支部代表)によって上演されました。
そして、この「人の川」は、「2007年度近畿高等学校演劇協議会劇作連絡会 優秀創作脚本選考会」へ、京都府として推薦し、選考の結果、「最優秀創作脚本」と表彰されています!
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「人の川」 生徒創作〔立命館高等学校〕
《登場人物》 男8人 / 女6人
中村父 …名古屋に単身赴任中
中村母 …京都の下鴨に子どもたちと残る
中村みどり …姉、高校1年生
中村たかひろ …弟、小学6年生
阿部なお …京都の出町柳のマンションで一人暮らし
阿部こうじ …なおの兄、ときどき妹のマンションに来る
ちえみ …なおの友達
広瀬 …こうじの友人で、なおの彼氏。大学3回生、温泉同好会メンバー
渡辺 …中村父の名古屋での先輩社員
あすか …中村父の名古屋での後輩社員
西島 …大学3回生、温泉同好会メンバー(男)
タケシ …大学2回生、温泉同好会メンバー(男)
林 …大学3回生、温泉同好会メンバー(男)
山田 …「乙女ちゃん」
《物語》
「こんにちは。はじめまして。私は『ひかり』の会の山田と申します。
突然でびっくりなさったかと存じますが、私は決して怪しいものではありません。怪しげな宗教勧誘や訪問販売などではございません。ご心配なさらぬよう。
私どもの会『ひかり』の会は、みなさんで一緒に世の中について考え、勉強をする会でございます。本日はその会についてご案内ご説明をさせていただきたくお伺いいたしました」
ひらひらのワンピースにりぼんをつけた、乙女ちゃん。
「ひかり」の地にいけるように、祈りを捧げ、勧誘続ける乙女ちゃん。
その乙女ちゃんが、京都に出没した!
下賀茂の中村さんち。
出町柳にある、なおちゃんの一人暮らしのマンション。
丸太町には、とある大学の温泉同好会のサークル部屋。
中村さんちのお父さんが勤めている、名古屋の事務所。
そして、京都・鴨川の河原。
4つの部屋を巡り巡って、物語は進んでいく。
出現した、乙女ちゃんの死体を巡って、巡って、進んでいく。
たかひろ「死んでんのと生きてんのと、どう違うん?」
みどり 「うーん。死んだら、悲しいかな」
たかひろ「誰が?この人が?俺が?俺はこの人が死んでても悲しくないで」
渡辺 「道端に死体っておおごとじゃない?なんでそんなん通報もされずにネットで噂になってんの?おかしいでしょ?絶対嘘やって」
西島 「やばいって!やばい!!」
タケシ「早く警察に言わへんといけないんやないですか?」
林 「とりあえず警察に電話しましょう」
なお 「お兄ちゃんがあの人殺したんやったらどうしよう…」
ちえみ「まだ言ってる。そんなんばっかり考えてんの?」
阿部 「…何してんの?」
広瀬 「…死体があったから、埋めようと思って」
阿部 「それ、おかしくない?」
広瀬 「おまえ、なんでライター持ってんの?」
阿部 「…死体があったから、燃やそうと思って」
乙女ちゃんを囲む、人、人、人模様。
人の、川。
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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。
この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。
京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
京都府立東宇治高校〈TEL 0774-32-6390〉演劇部顧問
までご連絡ください。
また近畿大会(2009年11月21~23日)でも、呉竹文化センターのロビーに置いております。
ご希望の方は、受付等のスタッフにお声かけくださいませ。
にほんブログ村
また、第20回京都府高等学校演劇大会(於:京都市呉竹文化センター、2007.11.4)において、立命館高等学校演劇部(南部支部代表)によって上演されました。
そして、この「人の川」は、「2007年度近畿高等学校演劇協議会劇作連絡会 優秀創作脚本選考会」へ、京都府として推薦し、選考の結果、「最優秀創作脚本」と表彰されています!
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「人の川」 生徒創作〔立命館高等学校〕
《登場人物》 男8人 / 女6人
中村父 …名古屋に単身赴任中
中村母 …京都の下鴨に子どもたちと残る
中村みどり …姉、高校1年生
中村たかひろ …弟、小学6年生
阿部なお …京都の出町柳のマンションで一人暮らし
阿部こうじ …なおの兄、ときどき妹のマンションに来る
ちえみ …なおの友達
広瀬 …こうじの友人で、なおの彼氏。大学3回生、温泉同好会メンバー
渡辺 …中村父の名古屋での先輩社員
あすか …中村父の名古屋での後輩社員
西島 …大学3回生、温泉同好会メンバー(男)
タケシ …大学2回生、温泉同好会メンバー(男)
林 …大学3回生、温泉同好会メンバー(男)
山田 …「乙女ちゃん」
《物語》
「こんにちは。はじめまして。私は『ひかり』の会の山田と申します。
突然でびっくりなさったかと存じますが、私は決して怪しいものではありません。怪しげな宗教勧誘や訪問販売などではございません。ご心配なさらぬよう。
私どもの会『ひかり』の会は、みなさんで一緒に世の中について考え、勉強をする会でございます。本日はその会についてご案内ご説明をさせていただきたくお伺いいたしました」
ひらひらのワンピースにりぼんをつけた、乙女ちゃん。
「ひかり」の地にいけるように、祈りを捧げ、勧誘続ける乙女ちゃん。
その乙女ちゃんが、京都に出没した!
下賀茂の中村さんち。
出町柳にある、なおちゃんの一人暮らしのマンション。
丸太町には、とある大学の温泉同好会のサークル部屋。
中村さんちのお父さんが勤めている、名古屋の事務所。
そして、京都・鴨川の河原。
4つの部屋を巡り巡って、物語は進んでいく。
出現した、乙女ちゃんの死体を巡って、巡って、進んでいく。
たかひろ「死んでんのと生きてんのと、どう違うん?」
みどり 「うーん。死んだら、悲しいかな」
たかひろ「誰が?この人が?俺が?俺はこの人が死んでても悲しくないで」
渡辺 「道端に死体っておおごとじゃない?なんでそんなん通報もされずにネットで噂になってんの?おかしいでしょ?絶対嘘やって」
西島 「やばいって!やばい!!」
タケシ「早く警察に言わへんといけないんやないですか?」
林 「とりあえず警察に電話しましょう」
なお 「お兄ちゃんがあの人殺したんやったらどうしよう…」
ちえみ「まだ言ってる。そんなんばっかり考えてんの?」
阿部 「…何してんの?」
広瀬 「…死体があったから、埋めようと思って」
阿部 「それ、おかしくない?」
広瀬 「おまえ、なんでライター持ってんの?」
阿部 「…死体があったから、燃やそうと思って」
乙女ちゃんを囲む、人、人、人模様。
人の、川。
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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。
この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。
京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
京都府立東宇治高校〈TEL 0774-32-6390〉演劇部顧問
までご連絡ください。
また近畿大会(2009年11月21~23日)でも、呉竹文化センターのロビーに置いております。
ご希望の方は、受付等のスタッフにお声かけくださいませ。
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