京都府高等学校演劇連盟

☆京都府の高校演劇のページです☆

京都府内の高校演劇部の公演や活動についてお知らせしています。

いよいよ府大会の開催です

2009年10月31日 | 京都府大会情報
京都府大会の開催が、いよいよ明日に迫りました。

本日は、呉竹文化センターにて、上演校のリハーサル及び会場準備等を行いました。
府大会では、演劇連盟加盟校すべてが、なんらかの形で関わって、大会を運営していきます。
各校を代表する生徒たちが、生徒実行委員会を組織して、受付や会場運営の表方から、舞台進行の裏方まで、大会を様々な形で支えます。

府大会を翌日に控え、生徒実行委員長(京都府立洛水高校)からのメッセージです。

「今年の府大会も例年に負けず劣らず、素晴らしい舞台を観せてくれる、京都を代表する学校がそろいました。
上演校演劇部員はもちろんのこと、スタッフの皆様、顧問の先生方、そして私達実行委員も上演校がベストを尽くせるように一生懸命頑張るので、是非その勇姿を観に来てください。  生徒実行委員長」


ご来場、お待ちしております。




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創作脚本紹介⑦「ドリーム in the マヨネーズ」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年10月30日 | 創作脚本
2001年度、第12回創作脚本コンクールで、最優秀賞を受賞した作品です。

また、第14回京都府高等学校演劇大会(於:京都こども文化会館、2001.11.4)において、鴨沂高等学校演劇部(中部支部代表)によって上演されました。


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「ドリーム in the マヨネーズ」 生徒創作〔京都府立鴨沂高等学校〕


《登場人物》  男1人 / 女4人 
                   
アカネ  …高校3年生
ユリ   …高校3年生
ワタナベ …アカネのメル友、28歳
ショウコ …ワタナベの幼なじみ、28歳
サヤカ  …ワタナベの小学生の妹


《物語》

授業中、いらないことばっかり考えてるというアカネちゃんとユリちゃん。

-いきなり台風がきて、暴風警報が発令されるくらいの風が吹くとして、教室の窓を全開にしてやったら、授業しているイノウエ先生のカツラは気持ちよーく飛んでいくんだろうなぁ。

-隕石が降ってきて、校舎に直撃したら、授業つぶれて数学しなくてもいいのになぁ。

フランスに行きたいワタナベくんと賛成できないショウコちゃん。

ショウコ「フランスって、エッフェル塔とか凱旋門とかフランス革命のフランス?」
ワタナベ「うん。エスカルゴとか、ぶどう酒とか、りんご酒のフランス」
ショウコ「ナポレオンとか、ルイ十六世とかマリーアントワネットのフランス?」
ワタナベ「だから、トリュフとか生ガキとかフランスパンとかのフランス」

そのアカネちゃんとワタナベくんは、メル友。
そうして、ふたりは、メル友の「礼儀」にしたがって、「会う」ことになったのです。

ユリちゃんとショウコちゃんも引き連れての、ふたりの「初対面」は…?

透明になったマヨネーズ。
冷蔵庫の中で、油と卵が分離したマヨネーズ。
滅多に腐らないはずなのに、腐ってしまったマヨネーズ。

マヨネーズの中になにを見る?


ピロリロリ~ン。
あ、着メロ鳴ってますよ!



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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
京都府立東宇治高校〈TEL 0774-32-6390〉演劇部顧問

までご連絡ください。

また、京都府大会(2009年11月1日)および近畿大会(2009年11月21~23日)でも、呉竹文化センターのロビーに置いております。
ご希望の方は、受付等のスタッフにお声かけくださいませ。



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創作脚本紹介⑥「ほたる」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年10月27日 | 創作脚本
2000年度、第11回創作脚本コンクールで、創作脚本賞を受賞した作品です。

また、第13回京都府高等学校演劇大会(於:京都市呉竹文化センター、2000.11.12)において、塔南高等学校演劇部(中部支部代表)によって上演されました。


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「ほたる」 生徒創作〔京都市立塔南高等学校〕


《登場人物》  男3人 / 女7人 
                   
ほたる …妖怪研究部の部長(高校3年生)
いつみ …妖怪研究部員、ほたるの親友(高校3年生)
山崎  …妖怪研究部員(高校3年生)
アズサ …妖怪研究部員、山崎の彼女(高校3年生)
高村  …妖怪研究部員(高校1年生)
まどか …妖怪研究部員(高校1年生)
ますこ …高村家のお手伝いさん
さきこ …永遠の32歳
ユウキ …高村家の墓地に棲みついている少年の妖怪
ユキミ …高村家の墓地に棲みついている少女の妖怪


《物語》

「発音OK、滑舌OK、これでどんな妖怪もおちゃのこさいさいだ!これで、これで、今日こそ僕は…。
そうだ、ちょっとシミュレーションしてみよう。
肝試しの最中、『高ピー、私、こわーい』、ほたる先輩が僕の腕をつかむ。『大丈夫、僕がついていますよ』。で、ここで妖怪が出てくる!『出たな、妖怪!くらえ必殺、お経攻撃!』。妖怪、逃げる。『すっごーい!さすが、高ピー』『いやぁ、たいしたことありませんよ』『ううん、すっごくかっこよかった。その力で私のことも一生守ってくれる?』『僕なんかでよければ、喜んで』。なんちゃってなんちゃってなんちゃってー!」

舞台は、とあるお寺の墓場。
住職の息子の高村くんが、お経を読み上げ、ひとりで除霊の練習にひたっております。

今晩は、妖怪研究部恒例、夏の一大イベント、大肝試し大会。
墓場を抜け、丘の上の一本杉まで往復のルート。

ゴールの条件は、一本杉の近くの池で蛍をつかまえてくること?
いえいえ、実は、墓地で幽霊か妖怪に出会って、レポートを書くこと!!

幽霊なんて、妖怪なんて、本当にいるの?
そんな心配はご無用です。

ユウキ「小さなところで」
ユキミ「小さくうごめく」
二人 「この墓場の平和を乱すやつは僕(私)たち二人が許さない」
ユキミ「どんなときでも先手必勝!自転車運転2段!ユキミ!」
ユウキ「いつでもどこでも完全燃焼!まだ補助輪ははずせない!ユウキ!」
二人 「二人そろって、チャリンコ暴走族!」

なんて、ランドセル背負った少年少女の妖怪が現れたり。

さきこ「何ぼさっとしてんの?はい、ご一緒に。『恋は焦らず』。最近の子って、恋を焦りすぎる傾向があるからね。お姉さんはもう心配で仕方ないわ」

なんて、恋愛指南のおばさん…もとい、さきこさんが現れたり。

ますこ「う~い、酒はノンでも呑まれるなっと」

なんて、酔っ払いが現れたり。
…っと、違う違う、ますこさんは、まだ生きてました…!

夏の一夜。
とってもにぎやかな肝試し大会。

妖怪研究部の面々は、妖怪に会えるのか。
ほたるちゃんは京都の大学に行っちゃうのか。
喧嘩中の山崎くんとアズサちゃんは、仲直りできるのか。
高村くんとまどかちゃんの除霊の腕前は、どっちが上なのか。
いつみちゃんの「幽霊成仏計画」は成功するのか。

はたまた、さきこさんの正体は…?

「誰の力も借りず、自分の力で成仏すること」
「過去を振り切り、まっすぐ前を見て」
「未来に向かって、足を進めること」
「たとえ、その先に、何があっても」

それが、一番幸せな成仏の仕方だって、いうけれど…?



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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
京都府立東宇治高校〈TEL 0774-32-6390〉演劇部顧問

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また、京都府大会(2009年11月1日)および近畿大会(2009年11月21~23日)でも、呉竹文化センターのロビーに置いております。
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創作脚本紹介⑤「ビードロの泡」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年10月25日 | 創作脚本
1999年度、第10回創作脚本コンクールで、創作脚本賞を受賞した作品です。


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「ビードロの泡」 生徒創作〔同志社高等学校〕


《登場人物》  男3人 / 女9人 
   
          
先生 …高校の男性教師
ヤマガタ サクラ …1つ年上の高校3年生
ハヤミ リョウ …高校3年生
イガラシ アケミ …高校3年生
サトウ ミキ …高校3年生
タチバナ キリコ …高校3年生
ウチデハマ アオイ …高校3年生
アリタ ミカ …高校3年生
ミサコ …高校3年生
ヨシノ …高校3年生
アヤコ …高校3年生
ダイスケ …高校3年生


《物語》

リョウの拾ったビー玉。
ビー玉をかざしてのぞきこむと、透明のガラス玉の中に、赤い色。
まるで、風車みたい。

リョウ 「この中にあるつぶつぶってさ、空気が入ってるんだよな…」
サクラ 「えっ、うん」
リョウ 「いつごろのかな」
サクラ 「さぁ…」
リョウ 「なんかさぁ、変なカンジだよな、この空気。ずっとこの中にあったって考えるとさ、ここだけずっと止まってるみたいで」
サクラ 「…これからもずっと…」

校舎の屋上で出会ったサクラ。

毎日、高校へ行く。
友達と会話を合わせる。
授業を受ける。
テストを受ける。
大学へ、進学する。

「私たちは、先生が丸をくれるレベルの中を生きてる」

ただ、毎日を、流されるままに。

変わらないもの。
変わってゆくもの。

変わることを恐れぬこと。

リョウ 「あぁ…ビー玉はみんなお前自身。それは、お前の…」

ビー玉につまったものは、なに?

   “おまえは生きることを生きろ
       おまえはおまえしかいないのだ” (山田かまち)


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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
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創作脚本紹介④「屋上にて」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年10月24日 | 創作脚本
1998年度、第9回創作脚本コンクールで、創作脚本賞を受賞した作品です。


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「屋上にて」 生徒創作〔京都府立桃山高等学校〕


《登場人物》  男2人 / 女2人 / どちらでも可1人 
   
          
店員1 …スーパーのアルバイト店員(男)
店員2 …スーパーのアルバイト店員(男)
客1 …少女
客2 …少女
客3 …スーパーのアルバイト店員でもある客


《物語》

小高い丘の上のスーパーの、そのまた一番高いところ。
屋上。

閉店後のスーパーの屋上に現れる影が、ひとつ、ふたつ。

店員1 「おい、さぼんなよ」
店員2 「俺は小さい頃からここが好きなんだよ」

そしてまた現れる、ひとり、ふたり…。

客1 「嫌なこと忘れられないの?」
客2 「…なくならないのよ」
客1 「思春期だからよ!」
客2 「テキトーね」

カビがはえたミカン。
初恋味のジュース。
死んじゃったかもしれない猫。
山口くんちの行き方。
思春期に腐っていく人。
めったに使われないカメラ。

星に近い、屋上。

「屋上にて」、なにが見えてくる?


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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
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創作脚本紹介③「歩導京」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年10月23日 | 創作脚本
1998年度、第9回創作脚本コンクールで、創作脚本賞を受賞した作品です。

また、第11回京都府高等学校演劇大会(於:京都こども文化会館、1998.11.2)において、宮津高等学校演劇部(両丹支部代表)によって上演されました。


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「歩導京」 生徒創作〔京都府立宮津高等学校〕


《登場人物》  男5人 / 女3人 / どちらでも可5人
         (E~Iは、群集として一言のみの登場。演出次第で音のみでも可)
          
A(スギヤマヒデユキ) …歩道橋から飛び降りようか迷う男
B …声をかける男
C …あの世の男
D …声をかける、もう一人の男
E・F・G・H・I …通りすがりの男と女
母 …スギヤマの母
妻 …スギヤマの妻
マリ …スギヤマの亡くなった娘
会社員 …スギヤマの同僚


《物語》

「ここから飛び降りたら、死ねますかね」

歩道橋の真ん中で迷う男が一人。
通りすがりに声をかける男が一人。

人生に悔いはありませんか。
やりなおしたいと思っていませんか。

「もう、独りでも平気?」
「…平気じゃないよ。だけど、それでも何とかやっていける気がする」

…本当に?

歩道橋の真ん中で迷う男が一人。
通りすがりに声をかける男が一人。

「ここから飛び降りたら、死ねますかね」

男は、誰だ?


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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
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創作脚本紹介②「向日葵の頃」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年10月22日 | 創作脚本
1998年度、第9回創作脚本コンクールで、創作脚本賞を受賞した作品です。


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「向日葵の頃」 生徒創作〔同志社高等学校〕


《登場人物》  男3人 / 女6人 

タツ …喫茶店「向日葵」のマスター
ミワコ …高校3年生
サエカ …高校3年生
ユキ …高校3年生
チーコ …高校3年生
ジュンイチ …高校3年生
ケイタ …タツの息子
早苗 …喫茶店「向日葵」の常連客
久美 …喫茶店「向日葵」の常連客


《物語》

高校3年生の夏。
喫茶店「向日葵」。
いつも、みんなで集まる場所。
ミワコ、サエカ、ユキ、チーコ、ジュンイチ。

「なんか十八っていう年齢がさ、子どもと大人の境目でさ。はっきりさせたいような、させたくないような…そんな感じだろう?」

進路のこと。
将来のこと。
気になる、アイツのこと。

ミワコ 「ケイタって、何かそういうところが、みんなをイヤな気持ちにさせてるってコト、わからん?」
ケイタ 「どうしてほしいんだよ、オレに」
ミワコ 「何よ。どうせ私はケイタのことあんまり知らへんしわからへんよ。でも…」
ケイタ 「でも?」
ミワコ 「一緒に考えたりしてるやん?こうしてジュンイチのこととか。ケイタのことも…」
ケイタ 「何?何かしてくれるの?」
ユキ  「ケイタ!」
ケイタ 「…。何だよ。欲しいもの欲しいものって…次々に簡単に言えるんだな、お前らは」
チーコ 「ケイタには無いの?欲しいものとか」

高校3年生の夏。
いつも、みんなで集まった場所。
ケイタと出会った、「向日葵」。

大切なものを見つけたかもしれない、向日葵の頃。


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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

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創作脚本紹介①「ほ・た・る」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年10月21日 | 創作脚本
1998年度、第9回創作脚本コンクールで、創作脚本賞を受賞した作品です。

また、第11回京都府高等学校演劇大会(於:京都こども文化会館、1998.11.2)において、桂高等学校演劇部(中部支部代表)によって上演されました。


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「ほ・た・る」 生徒顧問共同創作〔京都府立桂高等学校〕


《登場人物》  男7人 / 女10人

谷川けい子 …高校生
少女
母 …けい子の母
父 …けい子の父
清太 …生徒役と兼ねる
節子 …生徒役と兼ねる
おっさん …生徒役と兼ねる
若者 …けい子のアルバイト先の先輩
生徒たち(生徒1~生徒10) …けい子のクラスメイト(男4・女6人)
HR委員
先生 …けい子のクラス担任(女性)


《物語》

ほ、ほ、ほたるこい
あっちの水は苦いぞ
こっちの水は甘いぞ

ほ、ほ、ほたるこい
やまみちこい
あんどの光でまたこいこい

夏。
夕暮れの川べりで、けい子が出会った少女。

少女 「ね、なんで蛍は光るんだと思う?」
けい子「もう、わかんないわよ。そんなに立て続けに…」
少女 「あの光はね、蛍のいのちが燃える光なんだって」
けい子「え?」
少女 「蛍はいのちを燃やしながら生きてるんだって。
     いのちを燃やして、ここにいるよ、私はここにいるよーって、飛んで、飛んで、
     …で力つきて死ぬんだって」

けい子「なんか哀しいね」
少女 「何が?」
けい子「さっきの話」
少女 「さっきの話って?」
けい子「いのちを燃やす話」

少女 「べつに哀しくなんかないよ」
けい子「え?」
少女 「哀しくなんか、ないよ」
けい子「…どういうこと?」

文化祭のクラス劇で「火垂るの墓」を上演することになった、けい子のクラス。
そして、夏祭りの日。

少女 「祭の音が聞こえる。何のお祭りだか知ってる?」

けい子と少女。
いのちを、手渡す物語。


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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
京都府立東宇治高校〈TEL 0774-32-6390〉演劇部顧問

までご連絡ください。

また、京都府大会(2009年11月1日)および近畿大会(2009年11月21~23日)でも、呉竹文化センターのロビーに置いております。
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府大会&近畿大会と総合文化祭

2009年10月15日 | その他お知らせ
来月2009年11月1日に開催する大会は、正確には、

「第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)兼第26回京都府高等学校総合文化祭演劇部門」

といいます。
ふぅ…長い名前です。
(クラブ活動報告書を書く時に、生徒もよく長い名前に四苦八苦しています)

総合文化祭とは、文化部が集まって日頃の活動の成果を発表し研鑽しあう場。
高校生による芸術の祭典です。
多くの文化部が参加しますので、いくつもの部門にわかれて、別会場で開催します。
合唱部門、器楽・管弦楽部門、吹奏楽部門、日本音楽部門、美術・工芸部門、写真部門、新聞部門、囲碁部門…などなど。
演劇部門はそのうちの1つになります。
そして、この総合文化祭演劇部門と演劇連盟の京都府大会とを重ねて実施していることになるので、こんなに名前が長いのですね。

また、この総合文化祭は、

 京都府高等学校総合文化祭(略して京総文)
   ↓
 近畿高等学校総合文化祭(略して近総文)
   ↓
 全国高等学校総合文化祭(略して全総文)

と規模が大きくなっていきます。
いわば全総文は、文化部版インターハイというところでしょうか。

京総文は、もちろん毎年京都で開催されますが、
近総文と全総文は、近畿の各府県・全国の都道府県が順番に開催地となります。

2006年度には、全総文が京都で開催されましたので、
マスコットキャラクターの「きょうちゃん」をご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。

さて、高校演劇では京総文と京都府大会とを兼ねて実施。
同様に考えると、近総文と近畿大会とも兼ねて実施、となります。
ところが、近総文と近畿大会では、参加府県が異なるのです。

近総文(10府県)…和歌山、滋賀、奈良、三重、福井、兵庫、鳥取、大阪、徳島、京都
近畿大会(6府県)…和歌山、滋賀、奈良、兵庫、大阪、京都

演劇協議会の割り振りでは、鳥取は中国ブロック、徳島は四国ブロック、三重・福井は中部日本ブロック、と近畿6府県とは別のブロックになるのです。  

よって、近総文は10府県で持ち回り、近畿大会は6府県で持ち回り、の開催となります。
すると、近総文開催地と近畿大会開催地がずれる年が出てきます。
(昨2008年度は、近総文は徳島県で、近畿大会は和歌山県で開催されました)

しかし、今年2009年度は、近総文も近畿大会も京都開催です!
だから名前も、

「第29回近畿高等学校総合文化祭(京都大会)演劇部門 第44回近畿高等学校演劇研究大会」

と長いのですね!

ふだん、ブロックも違い、遠方でなかなか観る機会のない学校の上演を京都で観ることができます。
3日間で、14校の様々なカラーの上演を楽しめると思います。


ぜひ、お気軽におこしくださいませ。
ご来場お待ち申し上げます。

近総文・近畿大会の開催は、

2009年11月21日(土)~23日(月)  京都市呉竹文化センターにて

です。



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高校演劇の大会とは?

2009年10月12日 | その他お知らせ
先日、京都府大会で上演する5つの演目アピールを、それぞれ掲載いたしました。
各校、大会に向けて、稽古を重ねている時期になります(3学期制の高校は、ちょうどこれから中間試験の時期で、クラブ活動も停止となりますが)。

さて、高校演劇の組織・大会について、ご存知でしょうか。

高校野球に全国の連盟組織があるように、
高校演劇にも、「全国高等学校演劇協議会」という全国組織があります。
北海道から沖縄県まで、全国約2500校が加盟をしています。

そして、各都道府県にも演劇連盟があります。
京都の場合は、本ブログを管理している、「京都府高等学校演劇連盟」という組織です。
この各都道府県の連盟が主催する地区大会が、もっとも多くの高校の演劇部が上演する場となります。
1つの県をいくつの地区にわけて大会を行うかは、県によって異なります。
京都は、両丹支部・中部支部・南部支部の3つの地区にわけて、地区大会(「支部大会」と呼んでいます)を行っているのです。

その地区大会の結果をうけ、優秀な上演として推薦された学校が出場し、都道府県大会が行われます。
京都の場合だと、府内から5校が推薦され、府大会を行います。
それが、来月11月1日(日)に開催いたします、京都府大会になります。

さらに、都道府県大会で優秀と表彰された学校が、ブロック大会に出場します。
野球とは異なり、都道府県代表になっても、全国大会まではまだ1ステップあるのです。
47都道府県を、北海道・東北・関東・中部日本・近畿・中国・四国・九州の8ブロックに分けています。

京都が属するのは、もちろん近畿ブロック。
「近畿高等学校演劇協議会」という組織で運営しており、
近畿6府県(大阪・兵庫・和歌山・奈良・滋賀・京都)の代表校により、上演されるのが、近畿大会です。
各府県の加盟校数の規模に応じて出場校数が異なり、大阪代表3校、兵庫代表2校、和歌山・奈良・滋賀・京都代表各1校、および開催県代表1校の合計10校が上演いたします。

近畿大会の開催は、6府県が順番に担当していくのですが、
今年2009年の近畿大会開催が、京都府になるのです。

近畿各府県で優れた舞台と評された上演が集まります。
ぜひ、ごらんくださいませ。
近畿大会は、2009年11月21日(土)~23日(祝・月)の3日間、呉竹文化センターで開催いたします。

そして、その近畿大会にて、もっとも優秀と評価された高校が、
2010年8月に宮崎県で行われる全国大会にて近畿ブロック代表校として上演することになります。

  地区大会
   ↓
  都道府県大会
   ↓
  ブロック大会
   ↓
  全国大会

公式の大会はこのように運営されていきます。
上演校は上位大会で同じ演目を重ねていくことになりますが、
大会を経るに従い、より充実した舞台へと変わっていくことも、大いにあります。

支部大会に足を運んでいただいた方も、またぜひ府大会へお越しくださいませ。
その軌跡をごらんいただければ、幸いです。



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府大会上演⑤京都橘高校「ぺらぺら神話体系・追憶のハルマゲドン」〔作・田邉佑樹〕(上演アピール⑤)

2009年10月08日 | 京都府大会情報
「人はなぜ追憶を語るのだろうか。
  どの民族にも神話があるように、どの個人にも心の神話があるものだ」
                            ―北杜夫『幽霊』
 
ノストラダムスの大予言は外れた。
そもそも終末の予言なんてものは日本人のライターが創ったフィクションだったのだから当然だ。

あれから十年、人々は平坦な日常を積み重ね続けている。
だが、終わらないかのように見える日常もまた、なにかフィクションの一種のように思えてならない。
他人の日常は自分の非日常だ。いつ他者が侵入して見知った日常を壊すとも限らない。そもそも時間や空間が次の瞬間消え去る可能性さえゼロではない。
何の根拠も無い今までの繰り返しを信じ、存続させる努力が日常なのだろう。
それは少し辛いことかもしれない。
獲得した居心地のいい場所も必ず失われ、思い出に変わっていく。どんな夢も終わり、新たな物語の間をさまよい続けるほかない。

僕は多分来ないであろうハルマゲドンを空想しつつ、いつか必ず来る日常の終わりに向かって今を生きている。どこへ向かうのか、まだわからない。

                                 【京都橘高校演劇部より】



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第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)兼第26回京都府高等学校総合文化祭演劇部門 は、

2009年11月1日(日)
京都市呉竹文化センターにて

開催いたします。

京都橘高校による「ぺらぺら神話体系・追憶のハルマゲドン」〔作・田邉佑樹〕は、
16:00~17:00の上演です。

ご来場、お待ちしております。

スケジュール・会場の詳細は、
「第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)ご案内 №2」【2009年10月3日付け記事】をごらんください。

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府大会上演④西乙訓高校「うそんせ」(京都府大会上演アピール④)

2009年10月07日 | 京都府大会情報
今、あなたには夢がありますか?
小さい頃の夢、学生時代の夢、大人になってからの夢。
人生でもつ夢は必ずしも一つでなければいけないということはないですよね?

この物語は高校生の女の子とその先生が、自分の夢・これからの人生について真剣に、
…でもどこか面白おかしくおしゃべりしていく、
私達高校生にしてみると他人事ではないような、切ないような、そんなお話です。

夢を叶えたい気持ちと甘くない現実。
ついつい逃げてしまう。
しかし時間は容赦なく迫ってくる。
二人はこれからどう生きていくのか。

大切な夢の悩み。皆さんにもこんな経験あるでしょうか?

                                   【京都府立西乙訓高校演劇部より】



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第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)兼第26回京都府高等学校総合文化祭演劇部門 は、

2009年11月1日(日)
京都市呉竹文化センターにて

開催いたします。

京都府立西乙訓高校による「うそんせ」は、
14:45~15:45の上演です。

ご来場、お待ちしております。

スケジュール・会場の詳細は、
「第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)ご案内 №2」【2009年10月3日付け記事】をごらんください。

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府大会上演③宮津高校「やっぱり、降ったね。」〔作・上田タイキ〕(京都府大会上演アピール③)

2009年10月06日 | 京都府大会情報
PM5:12、会社帰り、赤信号、渋滞、車の暖房、ラジオから流れる愉快な音楽。

普段感じることは少ないが、今、私と同じように信号待ちをしている車の中にいる人々にもそれぞれの人生がある訳で、もちろん、私にもそれなりの人生があるわけで…

そう思えば、なんだか不思議な気分になる。
同じように信号待ちをしているはずなのに、それぞれ車の中では全く違う人生、時間が同時に進んでいるんだから。

そんな、どうでもいいようなことを考えている内に信号は青になったらしく、それぞれの車がまたゆっくりと動き出した。
私はもう一度ハンドルを握り直し、アクセルをゆっくり踏んだ。

ゆっくりと進む私の車。

ラジオのニュースによると今夜はどうやらホワイトクリスマスになるそうだ。

私は少しだけ車のスピードを上げた。


                                   【京都府立宮津高校演劇部より】



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第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)兼第26回京都府高等学校総合文化祭演劇部門 は、

2009年11月1日(日)
京都市呉竹文化センターにて

開催いたします。

京都府立宮津高校による「やっぱり、降ったね。」〔上田タイキ作「今夜は思春期」改題〕は、
13:30~14:30の上演です。

ご来場、お待ちしております。

スケジュール・会場の詳細は、
「第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)ご案内 №2」【2009年10月3日付け記事】をごらんください。

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府大会上演②同志社高校「レイニーテール」〔作・奥田菜津〕(京都府大会上演アピール②)

2009年10月05日 | 京都府大会情報
                          △アゴーズです♪


同志社高校演劇部です。

私たちはこの度、「レイニーテール」という劇を上演させていただきます。

雨の日というと、みなさんは何を思い浮かべますか?
お日さまの見えない空、足下をうつ雨の音、すこし湿った風のにおい。
洗濯物は乾かないし、傘がないと濡れてしまう。
あまりいいことはないかもしれません。

でも、だからこそ、雨粒の乗った葉っぱは瑞々しく、水たまりに映る虹は色が映え鮮やかに輝くのだと思います。

「レイニーテール」(rainy tale)は、そんな雨の日の、ほんの小さなお話です。


『本日、一階、「こどものひろば」に、アゴーズのふたりが、みんなに会いにきてくれるよ!
みんな、あそびにきてね!』


                                   【同志社高校演劇部より】



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第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)兼第26回京都府高等学校総合文化祭演劇部門 は、

2009年11月1日(日)
京都市呉竹文化センターにて

開催いたします。

同志社高校による「レイニーテール」〔作・奥田菜津、潤色:同志社高校演劇部〕は、
11:30~12:30の上演です。

ご来場、お待ちしております。

スケジュール・会場の詳細は、
「第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)ご案内 №2」【2009年10月3日付け記事】をごらんください。

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府大会上演①立命館高校「うちの芝は青い」〔作・立命館高校演劇部〕(京都府大会上演アピール①)

2009年10月04日 | 京都府大会情報
6人家族とその家族をとりまく人々の物語です。
父の失業をきっかけに、寺田家に様々な人々が出入りするようになります。母が、家族を守ろうと立ち上がりますが…。
登場人物のぶつかり合いがみどころです。

部員全員で相談しながら見てくれる人に楽しんでもらえる劇を目指して日々練習しています。
チームワークを大切にして校内で強化合宿をしたりしています。

ぜひご覧ください☆

本校演劇部ホームページもぜひご覧ください。

                                   【立命館高校演劇部より】



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第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)兼第26回京都府高等学校総合文化祭演劇部門 は、

2009年11月1日(日)
京都市呉竹文化センターにて

開催いたします。

立命館高校による「うちの芝は青い」〔作・立命館高校演劇部〕は、
10:15~11:15の上演です。

ご来場、お待ちしております。

スケジュール・会場の詳細は、
「第22回京都府高等学校演劇大会(近畿大会予選)ご案内 №2」【2009年10月3日付け記事】をごらんください。

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