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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

宝塚歌劇宙組『風と共に去りぬ』

2021-05-28 23:23:52 | 動画で演劇を見た(観劇三昧以外)

2021/5/27

・前々から興味はあった宝塚を、動画とはいえ、ようやく見る。

・演目は『風と共に去りぬ』を選ぶ。

・映画版を見ていたのでとっつきやすいかなと思ったけど、いろいろノイズになってしまったので、演目選択を間違えたような気がする。

・幕開け。いきなりバトラーが登場。とりあえず、立ち姿から普段見てるタイプの演劇とは何かが違う。

・美しい立ち姿のまま舞台下に沈んでいく様子も美しい。

・「GONE WITH THE WIND」の文字が入った紗幕ごしに人々が見えるのも美しい。

・歌やダンス、衣裳の良さは想像通り。特にアトランタ陥落のごちゃごちゃした群衆の動きや、戦争が終わったあとの華やかなニュージェネレーションとくすんだ旧世代との対比がかっこいい。

・あと、書き割りの絵柄もかわいい。

・舞台奥いっぱいに広げられた南軍の旗がおろされると、星条旗をプロセミニアム風に並べたアーチが浮かんでくる過剰さも楽しい。

・小説は読んでないので映画と比べてしまうんだけど、スカーレット・オハラの精悍な感じが抜けてて、より恋愛要素が強くなっている感じ。好みは分かれると思う。

・メラニーの出産シーンが違っていたり、暴漢を撃退のシーンがないので、オハラのしたたかさや強さ、メラニーとの清濁合わせた絆はあんまり感じなかった。

・たぶん映画見てなかったら気にならなかったと思う。

・あと、当たり前のように黒塗り表現が出てきて驚く。

・もともと女性のみで演じる制限があり、劇場という閉じられた環境で行われる芸能なので、免罪要素も多いと思うけど、それにしても。

・上演は2013年だから、HBOの配信停止が話題になる前だけど、配信開始はいつだったんだろう。

・あと、ほかにも名作はたくさんあるだろうに、どうして配信に乗せる作品に本作を選んだんだろう。

・どうしてもやるんなら、今後は映画でやっていたように背景の説明や注釈ちゃんとつける感じになるのかなと思う。

・そんなわけで別の演目で純粋に作品を楽しみたいと思う。

(U-NEXT)

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マイケル・リアンダ監督『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021年)

2021-05-25 00:04:14 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

『ミッチェル家とマシンの反乱』予告編 - Netflix

2021/5/24

父娘の仲の悪いミッチェル一家が、人類に反乱を起こした新しいプログラムを食い止めようとする話。

父娘の仲が悪い話も、行き過ぎたプログラムが人類に反乱する話も今までいくらでもあるけど、構成が分厚くくて安っぽくない。

伏線とその回収がこれでもかというくらい繰り返される。

CGと手書き風の効果との組合せもかわいい。

話が進むにつれて、荒唐無稽の度合いがどんどん加速していく。特にママの変貌ぶり。

かっこいいんだけど、ほとんど作品のジャンルが変わってしまっている。

リアリティラインは作中統一するのが基本だし、伏線さえ張っておけば何があっでOKみたいなノリは好みでない。

ただ、やたらと手書き風の効果が挿入されたり、ヒロインのケイティが映像製作に長けた人間だったり、エンドロールにリアルミッチェル家が出てくるので、本作自体が「ケイティ・ミッチェルの壮大なホラ話」みたいな見せ方になっている。手厚い。

どこにでもあるテーマをどこよりも濃い密度で作りこまれた作品だった。

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世界エイズデーシアター『Rights,Light ライツライト』

2021-05-19 22:13:41 | 動画で演劇を見た(観劇三昧以外)

世界エイズデーシアター『Rights,Light ライツライト』(さっぽろアートライブ)

2021/5/19

・HIVポジティブの男性が、決まっていた内定を取り消しされて、就職するはずだった病院を訴える話。

・裁判前後と、彼がいま働いている高齢者向けケア施設での仕事の様子を交互に進行させていく。

・フィクションだけど、実際にあった事件をもとにしている。ちょっと検索するだけで関連サイトがたくさん出てくる。

・主人公の男性はゲイとして描かれる。

・実際にどうだったかは知らなくてもいいことだけど、世の中には嘘を前提とすることで描ける真実もある。

・内定取消が2018年、裁判の判決が2019年。劇団フライングステージが本作を上演したのがおそらく初演で2020年11月、本作の公開が2021年1月。そのスピード感に驚く。

・HIVの疑いがあるという理由で、医者が防護服を着て対応するエピソードは、突拍子がなさすぎて、かえってリアリティを感じる。

・後で確認したら、やはり元の事件にも似たことがあったらしい。それが2010年の話。

・以前に比べれば、HIVの知識も広がっていると思っていたので、このことに悪い意味でも驚いてしまう。

・ここまで露骨だと、書くほうも困る。被告の弁護士なんて、フィクションに出てくる悪役そのものだけど、実際の裁判でもそういうことはあったらしい。

・裁判は札幌で行われる。淡々と話は進むものの、今の自分にとって近い時期・場所で起きた出来事で肌感覚で身近な出来事だと思える。

・主人公を演じているのは遠藤洋平くん。聞き心地のよい静かな語り口。そんな中でも若干のゲイっぽさ、緊張感、人好きする感じ、細かく演じわけている。

・星野源っぽい役者を捜しているけど、星野源ほどのギャラは出せないという映像関係のプロデューサーがいたら遠藤くんに声を掛けたらいいと思う。

・新天地の施設ではただの好青年にしか見えない彼が、およそ誰も体験したことのない経験を語る体にしているのは、大きな工夫だと思う。中央のドアで舞台を二分する見せ方もスムーズ。

・配信を前提にしたカメラワークも見やすく、見る側の敷居の低くする演出的な配慮も成功していたと思う。

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フランシス・リー監督『アンモナイトの目覚め』

2021-05-10 13:40:10 | 映画を見てきた

2021/5/10

・19世紀のイギリス。海辺の田舎町で化石の採集と研究をしながら暮らす学者アニングと、化石収集家の夫を持つシャーロットが同居することになる話。

・化石収集家の夫は、シャーロットを同行させて化石巡りの旅をする。その途中でアニングの家を訪れる。

・シャーロットは作中ではうつ病診断されていたけど、本当にそうなのか怪しい。

・化石にしか関心がない夫にうんざりしているだけという感じもする。

・前に読んだ本によると、このころ(実際に同性間の性行為はあったとしても)概念としての同性愛は一般化されていなかったようだし、未分化で言語化されていない性質を抱えた当事者の人たちはさぞ生きにくかったと思う。

・アニングは浜辺で化石探しをしながら暮らしている。ひとつは大英博物館にも寄贈されている。普段は観光客向けの小さな化石を売っている。

・そこまで観光客がたくさん来る場所とも思えず、まったく裕福ではないが、生活がその小さなエリア内で完結している。貝殻にこもっているようにも見えて、彼女自身が採掘するアンモナイトと相似形になっている。

・そして、そのアンモナイトが目覚める話が本作。チラシのコピーが「見つけて、泥の中の私を。」。よくできている。

・今ああいう海岸があってもSNSで拡散されて目ぼしい化石はあっという間に取りつくされてしまいそう。この時代設定だからできる話。

・玉子を殻ごと焼く食べ方初めて見た。一般的な玉子ではないようだったけど、あれはどういう食べ物だったんだろう。

・女性の排泄シーン、『ノマドランド』でもやってたけど、流行ってるんだろうか。

・二人がどんどん仲良くなっていくにつれて、同居している母親が気になってくる。

・その顛末があざやかで目が覚める。ちょっと『ガラスの動物園』を思い出した。

・アンモナイトは化石になると物語上の効果が強くなる。干すとうまみが増す干しシイタケのようだ。

・全体的に絵が暗いし、派手なシーンはほとんどないけど、ことあるごとに思い出しそうな印象深い作品だった。

(2021/5/9 20:25 シアターキノ)

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エド・ルッソ監督『真相究明!セックスカルト集団「ネクセウム」』(2019年)

2021-05-09 00:53:41 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2021/5/7

危険なカルトに入信してしまった娘を持つ母親を取材した短編ドキュメンタリー。

邦題ひどいけどカルトが題材のまじめな内容。

もともとは自己啓発団体。指導者はキース・ラニエールという人。

女性を入信させては、自分のイニシャルの焼き印を押すという悪趣味極まりないことをする。

たしか北斗の拳で似たエピソードを読んだ。

裁判所で証拠になった音声データも出てくる。

最終的に、性的な人身売買、少女への性的搾取、性行為の強要などで事実上の終身刑になる。

話としてしっかり完結しているタイプのドキュメンタリー。

洗脳も技術ではあるので、知識のある人が本気でやったら自分でも対応できないと思う。

ましてや、家族が洗脳されてしまったときの絶望感は想像したくもない。

怪しい宗教でもビジネスでも政治思想でも同じようなことはあるから、まったく対岸の火事という話ではなかったと思う。

(PrimeVideo)

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ハンナ・オルソン監督『 ラスト・クルーズ』(2021年)

2021-05-07 01:09:01 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2021/5/6

日本で初めて新型コロナウイルスの集団感染が発生した、ダイヤモンド・プリンセス号の内部の映像を集めたドキュメンタリー。

アメリカの放送局HBOの製作。

日本の出来事でも日本では作れそうにない。

ただ、こういうことは外に頼っていいと思う。

あと、日本人はほとんど出てこない。

乗客乗員3711人。最終的な罹患者712名。

隔離状態の乗客全員に食事を作るスタッフのほうが、明らかに感染リスク高い。

実際、感染者も出る。

心情的には時給の安いスタッフから順に下船させてあげたいけど、人手は必要だし、乗客よりスタッフが先に下船するのも差し支えありそう。

大量罹患者を出した結果は残念そのものだけど、情報がない中で、どうするのが正解だったのかはわからない。

題材が新しく、ドキュメンタリー作品としては生煮え感はある。

それでも単なる数字や情報だったものを、当事者個人個人の顔が見える形で記録に残したことはとても重要なんだと思う。

(U-NEXT)

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三等フランソワーズ『クリスマスギャロップ』

2021-05-06 22:46:23 | 観劇三昧

観劇三昧:三等フランソワーズ『クリスマスギャロップ』

2021/5/5

女子高生のイチカが、失踪した父親の情報を聞きつけて、とあるオカマバーにやってくる話。

同劇団の作品は短編二人芝居を二本見ている(映像で)。

どちらもシンプルな会話劇なのに、笑えるし、楽しい。

今回は比較的人数が多く時間も長いので、どんな感じになるのか期待して見る。

最初は女子高生二人の会話。キャラの濃さもあるけど、やっぱり会話が面白い。

父親は女装しているので、簡単に父親だとわからない仕掛け。

とはいえ、娘は勘がいいので、父親はとにかくはぐらかそうとする感じ。

父親の普段よりちょっと高音気味のオネエ言葉が聞き心地いい。いつまでも聞いていられる。

ルマンド、耳の傷、嘘を混ぜつつ和解するところ、色んな前振りを中終盤にかけて回収していく。

無条件の親子愛が軸になっているので、案外好き嫌いは出る話かも。

手堅い会話部分とは別に、演者の何かを試すかのような一人芝居パートが入っているアンバランスさも楽しかった。

 

詳細(観劇三昧HP)

■公演時期 2019/12/22

■キャスト
中川浩六
木山梨菜
本多真理(以上、三等フランソワーズ)
澤井里依(舞夢プロ・EVKK)
山下春輝(ギヴ・ザ・ブロン)
美香本響(meyou)

■スタッフ
脚本・演出:中川浩六
舞台監督・照明:相内唯史(at will)
音響:浅葉修(Chicks)
宣伝美術:勝山修平(彗星マジック)
宣伝写真:木山梨菜
舞台写真:斉藤幸恵
撮影:武信貴行(観劇三昧)
当日運営:飯村登史佳

■あらすじ

高三の二学期の終業式を終えたその足で、彼女は新幹線に乗り込み地方の温泉街へ赴く。
自分の過去を知ろうと、今を伝えようと、未来につなげようと。

温泉街からはずれたところにある人気のないバーで男は働いていた。
自分の未来を戒めるように、今を偽り、過去を忘れたふりをして。

「お父さんを捜してるって、そんな犬や猫みたいに言われてもねえ」
「そうですよね、父が犬か猫だったらよかったんですよね。でもどちらかと言うと猫の方が好きです」

父と娘の行き違った不幸と会話で綴る、笑ってもコメディ泣いてもコメディな80分。

旗揚げ一年目に30GPに選んでもらった作品を、
四年の時を経て30GP優勝記念としてサケの母川回帰のように産卵再演!!

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小林エレキ一人芝居『せっかくなんで』

2021-05-04 00:08:11 | 動画で演劇を見た(観劇三昧以外)

さっぽろアートライブ事業 小林エレキ一人芝居「せっかくなんで」 

2021/1/31

不動産屋の社長、そこで働くスタッフ、訳あり物件に住むことになった男。

少しだけ繋がりのある三人を一人芝居で順番に演じる。

唐突な展開はあるものの、一つ一つ独立した話として見るとそこまで珍しい話ではない。

ただ、一枚一枚の描写力が強いので、たった三枚の写真でも画角の外まで勝手に世界が広がるように作られている。

続けて見ると、彼らの後ろに小さな生態系のようなものが発生してくる。

場に統一感があるのは、演者の好みや性質に素直に作っているからだと思う。話作りに力みがない。

陽気なところ、突飛なところ、ホラーなところ、ある程度知ってる人なら、とても「らしい」話だと思うんじゃないだろうか。

かわいいけど微妙にイラッとさせる笑い方、震えがひど過ぎて逆にリアルに見えてくる怪我人、わかりやすいクセを排して、より緊迫感を出す演技。どれも引き込まれる。

大胆に三分割された装置もかなり手間がかかっている。一人芝居でここまで大掛かりにやるのは珍しい。

豪華で豊かな一人芝居だった。

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きまぐれポニーテール『ハッピーママ、現る。』

2021-05-03 23:48:19 | 動画で演劇を見た(観劇三昧以外)

2021/1/31

PTAの会議で小学校に集まった大人たちが、役職決めや美化活動、学校行事の打ち合わせでトラブルを起こす話。

思い込みの激しい権力者、蒲生を中心に話が進む。

エンプロ仲間のナガが演じてるけど、プライベートで会うときに萎縮してしまいそうなくらい、いい感じに仕上がっていた。

留守電のところだけでもおもしろい。

中心人物を演じて中心人物としての説得力を出すのは本来大変なこと。

蒲生さん以外にも、恫喝、窃盗、不倫、セクハラ、わりと直接的なトラブルが多くて、味付けが濃い。

流れというより強めのシーンを並べる感じ。

演者が全員達者。立ち位置、間の取り方、仕草、基本的な演技スキルが高くて、観ている人を飽きさせない工夫がたくさん詰まっている。

このレベルで掛け合いができたら、役者さんも演じてて楽しいと思う。

見れば見るほど、もうPTAなんて概念ごと解体すればいいのにと何度も思った。

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メモ 2021年5月

2021-05-02 00:51:00 | メモ

5/1 二朗松田『恋のABC』

5/2 古城十忍『少女と老女のポルカ』

5/3 二朗松田『天城越え THE FINAL』

5/4 二朗松田『圓楽』

5/5 高橋恵『砂を摑む』

5/6 二朗松田『横山ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』

5/7 勝山修平『丘の上で描いた絵の話』

5/8 ニール・サイモン『第二章』

5/9  J.M.シング『鋳掛屋の婚礼』

5/10 ニール・サイモン『浮気の終着駅』 

5/11 田辺剛『新しい音楽の起源』

5/12 山本正典『すなの』

5/13 ニール・サイモン『カリフォルニア・スイート』

5/14 勝山修平『死後の世界』

5/15 橋本健司『夜を探そう』
「僕ね、演劇なくてもいけるんやなーって。」

5/16 福谷圭佑『めくれる察し』
「いや、つけてもらうほど暑くはないです。自分だったらつけますけど。」

5/17 ピンク 地底人3号『華指212度』
「嫌やろ、片手手話。」

5/18 勝山修平『パルジャニキ』
「難しいか? 穢れ雨といった考え方の方が私には難しいと思うが」

5/19 ニール・サイモン『映画に出たい!』
「自信がぐらついてるのはきみひとりだけじゃないからさ。」

5/20 勝山修平『テレグラキ』
「ディーユー・ツーユー」「括弧親愛なるあなたへ。括弧閉じる」

5/21 アントン・チェーホフ『桜の園』
「ちょっと考えてごらんよ、アーニャ。きみのおじいさんも、ひいおじいさんもーーそのご先祖たちもみんな、農奴を使っていた。生きている人間を所有していたんだ。きみには見えないか、桜の園の一本一本のかげからーー葉の一枚一枚、実の一粒一粒のかげからーーじっときみを見ている人間の顔が? きみには聞こえないのか、彼らの声が?」

5/22 平野正喜『欠損の数式』
「シェルターに古いFAXがあるから、それを国際アナログ回線につなげ!」

5/23 鈴木聡『村田さん』
「感想を言い合ったりもしません。ただ黙って本を読んでいたんです。それだけで、十分だったんです。」

5/24 ニール・サイモン『思い出のブライトン・ビーチ』
「この宇宙を作ったのはあたしなの?」

5/25 アーサー・ミラー『セールスマンの死』
「控え室にはおれ一人さ。そこで、どういうことになったのか、気がついてみると、奴の部屋にいるんだーーパネル張りの壁やなんかの。説明ができないんだ。おれはーーおれは、奴の万年筆を盗んじまった。」

5/26 川村香奈子『全部コロナのせい!!』
「7月1日、県立高校に通う男子高校生一人が新型コロナウイルスに感染」

5/27 仁田葉月『キミへ送る夏』
「ほっぺとほっぺでビッグスマイル」

5/28 竜崎だいち『君影添』
「かなちゃんは、どうしてまだ、喋っているの。」

5/29 畑澤聖悟『もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』
「(憑依)このボウズに、言っておいてくれ。また野球ができて、幸せやったで。あ、り、が、と、う、ってな・・・がく。」

5/30 オノマリコ『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』
「わたし、覚えてるよ。あなたがまだ運動だったころ」

5/31 大橋泰彦『ゴジラ』
「ゴジラ こんばんは、お邪魔します。」

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