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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ヴィクター・フレミング監督『オズの魔法使』(1939年)

2025-03-21 23:59:00 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2025/3/19

・農家の娘ドロシーが家出して魔法の国に紛れ込んでしまい、かかし、ブリキの木こり、ライオンとともに、オズの魔法使いを訪ねる話。

・タイトルロゴ、羽の生えた猿みたいな動物、気球、オズの魔法使いがハッタリをかますところ、ウィキッドに転用されている要素が多い。

・悪い魔女の妹の扱いが酷い。

・黒幕であるはずの悪い魔女が思いのほか前線に出てくる。遠見の水晶あるのに。

・テンプレ的な悪党の笑い方。カメラ目線で笑ったり、消えるときに説明しながら消えていったり、ウィキッド見たせいもあるけど、もしかしたらこの人、真面目なんじゃないかという気持ちになる。

・悪い魔女と水の関係がよくわからない。最後のほう、何か説明を見落としたのかなと思うくらい唐突。吸血鬼は流水がダメみたいなルールでもあるのかな。あんなので退けられるのは不憫すぎる。

・総じて悪い魔女の行動がいちいち不自然。

・本作を見て、「自称よい魔法使いが都合よく改ざんした物語なのでは」と疑いたくなるのはわかる。偽史感がある。

・かかしのダンス。力の入っているときと、抜けているときの動きが絶妙で、ほんとに体に藁が詰まっているように頼りなく見える。

・かかしもブリキの木こりも一応人間型に作られているから人間が演じても不自然ではないけど、ほぼ人間の姿のライオンが出てきた時点で、バランスがちょっと崩れる。実写版キャッツみたい。

・ときどき、犬のトトがお利巧すぎてCGみたいに見える。どんな訓練したらあんな感じになるんだ。

・ブリキの涙がさびた茶色だったり、シーンが切り替わ毎に馬の色が変わっていたり、演出が細かい。

・自力では空に飛べないオズの魔法使い。口は達者。

・足りないもの同士が連帯する仲良し四人組+ワンコの組み合わせが楽しい。

・それぞれ知恵と心と勇気がほしい。どれも人からもらうようなものではなく、行動を通して獲得していくものであるという展開はとても道徳的。

・ウィキッドはパート1でやりきったように感じていたけど、大元の作品を見ることで、まだまだやることがあるとわかった。期待して待ちたい。

(U-NEXT)


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