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遠藤雷太のうろうろブログ

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森達也・藤井誠二「死刑のある国ニッポン」

2010-04-07 20:41:12 | 読書感想文
2010/4/8

森達也・藤井誠二「死刑のある国ニッポン」を読む。死刑廃止派と存置派の硬派な対談。
「悪人面」の二人の顔写真が表紙。ご丁寧に本を裏返しても顔写真二つ。森自身もポッドキャストで「売れないでしょう」と断言してたけど、この装丁じゃなあ。
内容はすばらしいと思うのに。
すばらしいんだけど、話題が高度でなかなかついていけない。前に読んだ「死刑」の方がわかりやすい。
もうひとつ内容をわかりにくくしているのは、廃止派と存置派で正反対の結論に達している二人なのに、お互いはお互いの仕事を認め合っていて、共通認識もたくさんあるということ。「もっと真っ向から対立したほうが話しやすいのにね。」なんていう言葉も出てくる。それだけに信頼感もあるんだけど。
なんだか自分の意見が周回遅れのような気がしてしまう。考えるための第一歩にいいのではないでしょうかと決まり文句でお茶をにごそう。

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