遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

坂口修一「ミッド・ナイト・エクスプレス第50話『生誕』」

2017-12-13 22:07:53 | 観劇三昧:坂口修一「ミッド・ナイト・エクスプレス」シリーズ

観劇三昧:坂口修一「ミッド・ナイト・エクスプレス第50話『生誕』」

2017/12/13

・駅ホスト対決から10年後、月面開発事業部に所属替えした田々南徹の激務ぶりと、プライベートで起こった大事件を描いた話。

・結構な未来のはずなんだけど、2018年という年代設定に全く未来感が無い(上演は2008年)。

・古館伊知郎の卒業も悔やまれる。

・予想どおりのエピローグ回…というには濃かった。

・舞台を月面のようなぶっ飛んだ場所に移すのは、ひとつの定石だと思われる。

・タイトルで大体の展開はわかるんだけど、予想できるからつまらないという段階は超えている。

・ペダルという遊び心。

・最後の最後で、スタッフのミスがあったっぽいけど、「どうやってごまかすのかな」と、ワクワクはしてもハラハラはしない。さすがの安定感。

・中川元専務はいつまで夢を追いかけているのか。

・シルバーフォックスの相手は、やはりあのOLなのか。

・さすがに50話も観ると、動画でも愛着が深くなる。

・会場設営のマツオさんですらいとおしい。

・まして、毎週劇場に足を運んだお客さんたちの思い入れは計り知れない。完走した方が何人いるのかはわからないけど、達成感あっただろうな。

・スタッフクレジットに、登場人物と同じ名前の人が何人かいた。よっぽどチームワークがよくないと、そういうことはできないような気がする。

・演者やスタッフも大変だろうけど、いざこういう企画をやろうとしたときに、一番大変なのは集客だと思う。

・たぶん、宣伝スタッフの人たちも、見えないところで相当がんばっていたんだろうなと勝手に想像する。

・鬼瓦だと思ったら和夫だった。

・シリーズとおして一人芝居のいろんなテクニックが詰まっているので、役者さんが観れば参考になることは多そう。

・自分は作家側の人間なので、自分が同じ企画をやるとしたら、実際書けるんだろうかと考えてしまう。

・当たり前のように実在する企業を話の根幹に据えて、ここまで安定感のある大河ドラマを作れる自信がない。

・実際に真似しようとするとやらなきゃいけないことが多すぎて困るけど、どんな話ならいけるんだろうと考えるのは楽しい。

 

《登場人物》
田々南徹 キャスターの古館 現場の大重 日本テレビのレポーター 外国のレポーターA 外国のレポーターB 中川恵一 ライト
ミート エイト アンモナイト ブライト バイト ファイト ニート マツオ 外国人スタッフ 田々南和夫 田々南緑 田々南塁
シルバーフォックス 星川銀

《作品情報》(観劇三昧HP)

公演時期 2008/03/25
上演時間 00:24:51

出演者:坂口修一

スタッフ :
作・演出:サシマユタカ
舞台美術:柴田隆弘/演出助手:若旦那家康(ROPEMAN(28))/音響:児島塁(Quantum Leap*)/照明:南勇樹(芝居処味一番)/フライヤーデザイン:黒田武志(sandscape)/webデザイン:山口良太(slowcamp)/写真撮影:森達行/ナレーション:岸本奈津枝
企画・製作:坂口修一
協力:土の会

あらすじ
2018年3月28日。シルバーフォックスとの熾烈な戦いから早10年。人事異動により、駅ホスト事業部から月面開発事業部へと配置転換された33歳の田々南徹は、今日も忙しく月で働いているのであった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 坂口修一「ミッド・ナイト・... | トップ | ライアン・ジョンソン監督『... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観劇三昧:坂口修一「ミッド・ナイト・エクスプレス」シリーズ」カテゴリの最新記事