「ぼくの名前はズッキーニ」予告編
2020/1/25
・事故で母親を死なせてしまった少年が、孤児院で子どもとしての生活をやり直す話。
・ストップモーション・アニメ。目が大きく具合悪そうな人形の造形。一度見たら忘れない。かわいい。
・極めて単純化された自動車や、ちょっとガサガサした動きも、クレイ風でかわいい。
・服の生地は細かい。
・一目でネグレクト状態とわかる家の内装。
・それでも母親を大切に思う9歳の子ども。形見がビール缶なのは不憫すぎる。
・事故の結果を見せるかどうかで決まる作品の方針。
・結果、見やすい話になったけど、彼にとって一生残る傷になる部分は見えにくくなっているかも。
・孤児院ではそれぞれ事情を抱えた子どもたちと生活する。
・やろうと思えば1クールくらいのドラマを作れそう。
・咀嚼音うるさいけど、子ども表現として強い。
・ちょっとした衣擦れの音や草むらの羽虫の音など、音表現はとても繊細。
・シモンは典型的なガキ大将。大人から見れば「まあ、そんなやつもいるか」くらいだけど、当時者目線だとホントにイヤだと思う。
・そんなシモンも色々な出来事を通じてちゃんと成長する。
・子どもだから短時間で成長することは当たり前なんだけど、人形でそういう表情のように見えるはすごい。
・さすがにあのなかにあの機械は入らないだろうとは思うし、入ってたら気付くはず。伏線にしてはずるい。
・気分予報の使い方。
・最後のほうにペットショップのペットみたいなことを言い出してちょっとかなしい気持ちになる。そこも成長を感じさせるところなんだけど。
・山小屋でDJパーティをしたり、ハロウィンでふざけてくれる先生。
・進んで道化役を引き受けてくれる大人が身近にいるのは頼もしい。
・制度的にああいう悪い大人が子ども引き取るケースってありうるんだろうか。お金もらえるにしても、リスクのほうが大きそうだけど。
・メイキング動画もおもしろい。演者の子どもに動いてもらいながら作る。立ち稽古見てるみたい。
・先に吹替版、あとから字幕版を見る。吹替版のズッキーニのほうが大人っぽい。字幕のほうが好みかも。