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貞子3D 2Dバージョン(本編DVD) |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
2016/3/23
・前の呪怨が怖かったので、薄めたかった。
・タイトルに3Dと付いているのに、iPhoneで見る暴挙。
・ただ、DVDで2Dversionを出すくらいだから勝算ある可能性も。
・呪いの動画を見た人たちが次々と怪死する話。
・映画の入口と出口でジャンルが違っていた。
・最初は一応ホラー映画の体で進行するけど、あるポイントからモンスター映画に変わる。
・最初のホラー要素は、全体的に大雑把。
・小さなスマホの画面から腕が飛び出してくるところとか、その腕が手首をつかむのにつかまれた人が後ろに吹っ飛ぶとか。
・ニコニコ動画の再現すらピンとこない。
・ネットユーザーの「404 Not Found」への本気の恨みは感じる。
・入試科目に容姿が含まれているのではないかというくらい、女子校の生徒が美形ぞろい。
・ほぼ恐怖は無く、たまにびっくりする感じ。
・ただ、「インターネット」と「ホラー」は相性がよさそう。
・心霊現象の原因になりそうな怨念は、その人が死んだあとでもSNSなど諸々の書き込みとしてネット上に残る。
・今じゃネットは身近なものだし、多少動作が不安定になっても不自然じゃないし、不思議現象が起きればそれなりに恐怖と説得力を確保できる。ような気がする。
・第三舞台の解散公演『深呼吸する惑星』と同じ考え方。
・ただ3Dとは合わない。3Dは臨場感が増すけど、作り手の作為も目立ってしまうので、恐怖表現のノイズになってしまう。
・3D邦画にありがちなやたら蝶や蛾を付け足したがる手口も「またか」と感じる。
・なお、人気ホラーシリーズの恐怖対象が、萌えキャラ化していくのは仕方ない。
・なので、作り手側も折り込み済みだったんだと思うけど、後半はすっかりモンスター映画。思い切った。
・ヒロインにとって問題なのは怪奇現象じゃなくて、敵の牙とスピード。
・耐久性はそんなに高くないから、武器があればそれなりに戦える。
・石原さとみが強い。
・貞子がすごくかわいい(重大なネタバレ)。