ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

有馬へ

2018年11月07日 | ブログ
レイデオロの天皇賞の勝ち方はなかなか強かった。前脚が上がらない走法だし、いわゆる後方一気の馬じゃないから、その強さが分かりにくい馬だけど、長く競馬を見てきた人ならかなり強い馬だということが分かると思う。それはともかく、レイデオロの次走がやっと発表された。大方の予想通り有馬記念だ。そしてこれまた大方の予想通り、多くの競馬ファンの失望を買っている。いや、失笑と言ったほうがいいか。

色々と理由は言われているが、やはり単純に実質的なオーナーであるノーザンファームの使い分けだろう。アーモンドアイはJCへ、レイデオロは有馬へ。これで両取りを狙うということだ。もちろん、そこにルメールの存在が大きく影響していることは間違いない。まさにあっちゃんのように、「ノーザンは嫌いになってもレイデオロは嫌いにならないでください」と声を大にして言いたいところだが、競馬ファンたちの気持ちも分かる。僕だってアーモンドアイと対決してほしい。戦わずしてアーモンドアイから逃げたなんて言われるのは心外だ。府中の二四なら勝てると思っている。

ただ、前にも書いたが、無事ならば天皇賞→JC→有馬の3つを走ってほしいと思っていたし、走るべき責任のある馬だとも思っているが、もうあと1戦と決めたなら、それならJCじゃなく有馬で大賛成だ。多分あいまいな記憶なのだが、出資馬が有馬を走るのは初めてだと思う。僕の中で、ダービーと有馬は別格だ。もしかしたらJCのほうを格上に思う人もいるかもしれないが(そっちのほうが多数派か)、僕は、JCと有馬なら有馬記念を勝ちたい。テンポイントで競馬を見始めた世代にとって有馬は特別だ。

その選択はだからアーモンドアイと関係ない。ルメールも関係ない。あと一つならば有馬と選択したというだけだ。それが結果として、アーモンドアイとの対決がなくなったということで、ルメールが乗ってくれることになったということだ。それに、これも結果としてという話なのだが、レイデオロが有馬に出ることになって出走馬が華やかになった。やっぱりお祭りは華やかなほうがいい。

外野にとやかく言われるのは悔しいが、レイデオロに罪はない。だから僕は、レイデオロの出資者として精いっぱい応援するだけだ。そしてレイデオロは、それに応えてくれる馬だと信じている。


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