ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

ハブ・ア・ブレイク

2010年10月19日 | ブログ
ブレイクランアウトが今週いよいよ復帰する。
去年の菊花賞からちょうど1年。
長かった。
本当に長かった。

思えば、この馬に関してはボタンの掛け違えの連続だった。
菊花賞に出走したのもそう。
明らかにブレイクにとっては適正距離外だった。
そして、それによって調子を落とし、
1年もの長きにわたる休養となってしまったのである。

聞くところによると、
戸田師はブレイクに関してはかなり反省しているらしく、
それもあって馬房をさいてずっと面倒を見てくれているのだろうが、
確かにそれはすごくありがたいことなのだが、
それでも共同通信杯からNHKマイルに直行したローテーションは、
取り返したくても取り返せないほど致命的なミスだった。

NHKマイルカップの前にどこでもいいからレースを使っていたら、
勝っていた可能性は非常に高い。
話は前後するが、
朝日杯FSも骨折明けの武じゃなかったらまず勝っていた。
朝日杯もマイルカップもどちらも1番人気だったのだ。

キャロットも、他の馬と比べると不自然なぐらい、
やたらとこの馬のグッズばかりを作ったりして、
ブレイクのことを「特別扱い」していたのは間違いなく、
それをある意味証明するのが、
いちょうSで岩田が乗りへぐった後の近況コメント。

「なお、クラブの意向により次走の鞍上は武豊騎手を予定しています」

未だかつてこんなコメントを他の馬で見たことがない。
これはもちろんクラブというよりもノーザンファームの意向だろうし、
それはとりもなおさず、ノーザンファームがブレイクに対して、
過剰な期待を抱いていた証といえるだろう。
いや、過去形にするのはまだ早い。
まだまだこれから活躍してくれないと困る。

そんなブレイクランアウト。
予定では土曜日の富士ステークスでの復帰なのだが、
登録馬が多いので賞金的に出られないかもしれない。
その場合はどうするのだろう。
そこまでしっかりと考えておかないと、また同じ轍を踏むことになる。

出られないと決まってから次どうするかを考えるのではなく、
出られないことも想定して今の内に考えておく、
それは危機管理として当たり前のことで、
まさか大丈夫だろうとは思うが、
しかし、今までが今までだけにちと不安になる。

どちらにによ、
1年ぶりのレースで勝ち負けができるとは思わないので、
復帰戦はとりあえず無事に走り終えてくれたらと思う。
いや、その前に無事に復帰できることを、まずは祈りたいと思う。