ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

エスポはBCに行くのか?

2010年10月11日 | ブログ
盛岡で行われたJpn1マイルチャンピオンシップ南部杯で、
まさかまさかエスポワールシチーが負けた。
ハナを切らなかったのか切れなかったのか、
それは分からないが逃げられなかったのも一つの敗因だろう。
オーロマイスターが想像以上に走ったというのもある。

まあ競馬に絶対はないということだが、
心配するのは、これでエスポが海外遠征を取り止めないかということだ。
なんでお前がそんなことを心配するんだ?って話だけど、
いやいや、ジャパンカップダートを狙うシルクメビウス出資者としては、
エスポにはぜひとも海外疲れの状態でJCに出てきてほしいのだ(笑)。

まあ、それはともかく、エスポの出資者の中にも、
どうやら海外遠征に反対の人たちも少なくないようで、
だから、今回の敗戦でそういう話が出てきても不思議ではない。
まあ、さすがに今さら取り止めることはないだろうが。

では、なぜ海外遠征に反対するのか・・・・・・。
それは単純に費用の問題である。

エスポワールシチーがアメリカのブリーダーズカップに
挑戦するための遠征費用として、
出資者は1口あたり約13万円を負担しなければならないらしい。
もしかして10口とか持っている人なら、
130万円を払わなければならないことになる。

ひぇぇぇ~~~!!!

もちろん、これまでにエスポはたくさん稼いできたわけで、
13万円ぐらいは簡単に出せるだろって話なんだけど、
いやいや、その配当金は他の赤字の馬の補填になっているだろうし、
あるいは別の馬の出資金になっているかもしれないし、
そのままプールして残している人なんてほとんどいないだろう。

こうなってくると海外遠征も考え物である。
もちろん、海外での活躍は究極の夢だ。
それが凱旋門賞であれ、BCであれ、ドバイワールドカップであれ、
自分の出資馬が走るなんてまさに一口冥利につきる話であり、
できるならば現実のものにしてほしいと思う。
しかし、そのために多大な出費がかかるとなれば話は別である。

前に一口は投資じゃなく趣味でしているとは書いたが、
それにも限度がある。
一口をしてお金を儲けたいとは思わないが損をしたいとも思わない。
普通に国内で走れば何億と稼ぐことができる馬を、
その間の利益を無駄にして、いや損をしてまで海外に行くことに、
果たしてどれだけ価値があるのだろうか。

それでも必ず勝つというのなら、
最低でも好勝負をするというのならまだ納得もするが、
前哨戦も使わずに(前哨戦を使えばそれだけ費用がかかる)、
勝ち負けができるほど「世界」は甘くはないだろう。

そして、これは人ごとじゃない。

シルクメビウスがもしかしてジャパンカップダートに勝ったら、
海外遠征の話が現実として出てくるかもしれないのだ。
こんな嬉しいことはない。
こんな名誉なことはない。
シルクということを考えれば望外の喜びだ。

しかし、しかしである。
そこに費用がかかってくるなら話はやはり別なのである。
その金額の境目は、個人的には10万円か。
ドバイのように招待されてそんなに費用がかからないなら、
「よーし、行って頑張ってこいや!」ってなるだろうし、
10万を超えるようなら「うーん、ちょっと待って・・・」となる。

捕らぬ狸の何とやらだろう。
JCダートに勝ってから心配しろよっていう話だ。
まあ、確かにその通りなので、
何だか矛盾するようだけど、そんな心配ができるように、
メビウスにはぜひともJCダートを勝ってもらいたいものである。