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ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

さらばシルクホースクラブ

2022年04月25日 | ブログ
ついに僕はシルクホースクラブを退会した。

現役の出資馬が引退してしまったら退会するというのは前から言っていて、そうする理由も書いてきた。面倒なのでここでは細々と理由は書かないし、それを書いた過去のリンクも貼らないけど、まあ簡単に一言で言うなら「今のシルクは自分に合っていないから」だ。

そもそもシルクに入会したのは、ブライアンズタイムが好きで、当時のシルクが早田牧場と提携していたからであって、もう今はその面影は全くないし、でもやっぱりシルクは最初に入会したクラブだから愛着もあって続けてきたけれど、いつ頃からだろうか、ちょうど実績制が始まったあたりからだろうか、シルクは僕が求めているクラブとは違うクラブになってしまった。

ただそれは、多くの人にとっては歓迎すべき方向だろうし、成績も飛躍的に伸びてシルクは人気クラブになった。でも僕はやっぱり、弱くても人気がなくても、アットホームでのんびりゆったりしていた昔のシルクが好きだった。ノスタルジーかもしれないが、確かに昔のシルクは居心地が良かった。

今のシルクは、新馬戦で当たり前のように1番人気に支持されて、当たり前のように勝利する。でも、僕にとってそういうクラブはキャロットだけで十分だ。同じようなクラブは二つもいらない。つまりは結局は、キャロットのほうが自分に合っていたということなのだろう。

ちなみに、最後に引退した出資馬はグランデストラーダ。6歳3月末まで走りきって無事に牝馬の引退時期を迎え、そして繁殖に上がるという最高の形で引退することができて、僕もすっきりした気分でシルクを退会することができた。

シルクに対する思い出はたくさんある。ありすぎるほどある。かれこれ四半世紀だ。感慨はとてつもなく深い。だけど、ここではそれを語らない。自分の心の中で消化する。

さらばシルクホースクラブ、数多の楽しい思いをありがとう。

結局そういう性分なんだな

2021年09月17日 | ブログ
フォトコールの20に申し込んだことについて、もう少し掘り下げてみようと思う。

こういう馬に魅かれる、そして出資してしまう理由として、前に「張り続けること」というタイトルで書いた理由もあるのだけど、それ以前の問題として、結局僕はそういう「性分」なんだと思っている。

つまりは、海外の高級ブランドにあこがれる、バカなミーハー気質。

洋服なんかもそうだ。ただただ高いだけのブランド物ばかり買ってしまう。着るだけならユニクロやイオンで十分なのに、絶対にそんな服は着ない。誰も僕の服装なんて見ていないのに、ユニクロなんて恥ずかしくて着られない。

車もそう。ここ数年は輸入車ばかり乗っている。移動手段の道具として割り切るなら国産のコンパクトカーなんかで十分なのに、というよりそういう車のほうがよっぽど故障もしないし便利なのに、でも僕はそんな車は恥ずかしいと思ってしまう。高い車に魅かれてしまう。

要するに、自意識過剰の見栄っ張りの格好つけ。本当に自分でもどうしようもないバカだと思う。思うけど、でもそれが性分なんだから仕方がない。ある意味、意地とプライドだけで生きている。

それは結局は、馬選びにも表れる。過去に僕は、何度も何度もそういう馬に出資してきた。そして、失敗してきた。

例えば、バントライン。募集馬名はマロジアの2000で、お父さんはあのシーキングザゴールド。当時のシーキングザゴールドの威光たるや、それはそれは凄いものだった。その産駒に出資したいという理由だけでサウスニアに入会し、バントラインに出資した。そういえば、サウスニアでは、ヌレイエフ産駒にも出資したことがある。ヌレイエフなんて、何だろう、もしも学校に競馬史という授業があれば、その教科書に出てくるような馬だ。

シルクでは、ラッシュドリーマーという持ち込み馬に出資したことがある。お父さんはオアシスドリームでお母さんはラッシュラッシーズ。結局、未出走引退。まあでもこの馬に関しては、募集段階から前脚の外向が言われていて、それがやっぱりダメだったということで、もしも無事にデビューできていたら活躍していた可能性もある。

そして、キャロットでは何と言ってもジェアンレーヴ。募集馬名レーヴディマンの2012で、父はモンジュー。まあモンジューなんて日本で走るわけがないんだけど、この馬が今回のフォトコールと被る。めちゃくちゃ被る。繁殖としてノーザンが買ったお母さんの持ち込み馬。海外では超良血ながら日本では「?」が付く血統。そして値付けは8千万円。おっと、「ジェアンレーヴの笑劇」の再来か? 歴史は繰り返す!!

印象に残っているというか、ぱっと思い出すのはこれぐらいだが、他にもたくさんこういう感じの馬に出資してきた。そもそも、いちばん最初に出資した馬が持ち込み馬だった。シルクのシルクハイネスという馬。父親はあのラムタラで、当時のシルクとしては破格の牝馬で6千万円という価格設定。これが僕の出資第1号であり、僕の一口生活の出発点となった馬だが、考えてみると、そこからもう既に海外ブランド好きのミーハー気質満開である。

結局、人間の性分というのは変わらないのだなと思う。あれから四半世紀が過ぎて、やっぱりまた同じようなフォトコールに出資しているのだから。

禁断の馬というのは、だからそういう意味で、フォトコールの20は走らなくても「やっぱりね」で片付けられる馬だ。だけど、もちろん、出資が確定した今はめちゃくちゃ期待しているし、楽しみにしている。

「張り続けること」にも書いたが、この馬がもしも大当たりならただのホームランではなく、血統からは特大の場外ホームランになる可能性もある。それはつまりは格の高い海外GIの勝利であり、将来の種牡馬入りということなのだが、もちろんそれを夢見て出資したわけで、非常に非常に低い確率ではあるけれど、デビューするまではその夢を見続けようと思う。

キャロットの出資馬確定

2021年09月16日 | ブログ
本日、キャロットの第1次募集の最終結果が発表された。

最優先で出したサンブルエミューズは、最優先枠内の×1での抽選となり、×なしの僕は抽選にすら参加できずに落選が確定。でもまあこれは予想通りというか予定通りで、とりあえず×取りという当初の目的は達した。

そして、一般で申し込んだ今年いちばん欲しいと思っていた馬は、なんとなんと既存会員では400口が埋まらずに、明日を待たずに無抽選で当選が確定した。人気がないのは分かっていたけど、まさかキャロットというモンスタークラブで抽選なしで出資できるなんて、よっぽどダメな馬なんだろうか(笑)。

では、その馬を晒す。

42.フォトコールの20
(父 Quality Road・木村哲也厩舎・総額8,000万円)


キャロットの持ち込み馬は走らない、というのは知っている。自分自身も痛い目に遭っている。また、ノーザンが高い値段で買った繁殖の元を取ろうとクラブに出してきたのも分かる。

ただ、とにもかくにもこういう馬が好きなのだから仕方がない。それは馬体とかそういうことではなく、もう僕の性分としか言いようがなくて、そこらあたりについては、次回のブログで詳しく書いてみたい。

具体的に見ていくと、馬体評価はB。もう少しメリハリが欲しいし、全体的に力強さが足りないというか線が細いし、直飛なのも気になる人は気になるだろうけど、全体のシルエットは綺麗だし、何より馬体に品がある。一つ一つの部位よりも、まずはパッと見た全体の印象が大事。好きか嫌いかで言うと、かなり好きな馬体だ。

血統は、まさに世界的良血。いや、血統に詳しくないから配合の良し悪しとかは分からないんだけど、単純にブラックタイプに並ぶ名前は凄い。マジカルだけでも凄い。つまりは8千万円という値付けは、出来が良いからではなくて単純に血統の値段であるとも言える。一つ下のモーリス産駒は1億3千万円の値が付いた。そう考えるとこの馬も、血統だけならむしろ安いぐらいかもしれない。

とは言っても高いのは高いし、走るかどうか半信半疑(というか懐疑的)なので、今回は1口だけ。それでも20万円は、今の我が家には痛い。痛恨の一撃だ。

それはともかく、あとはアメリカと欧州の配合がどう出るか、そして日本の競馬に合うかどうか。素人ながら単純に「重い」と思ってしまう。それに加えて、お父さんの血統的にはダートなんだろうけど、馬体だけなら芝馬に見えて、別にダートならダートでかまわないんだけど、結局ダートと芝とどっちつかずになりそうで心配。

厩舎は、一口の世界では色々と評判が良くない木村厩舎。ただ、僕は木村厩舎にはお世話になったことがなくて、直接被害を受けたことがない。逆に、ノーザンからいい馬をいっぱい回してもらっている印象しかない。例の事件でノーザン内での扱いというかランクがどうなったかは分からないけれど。まあ、あれだけ出資者から不満が出るのだから、一口にとって良い調教師ではないのだろう。それも含めて楽しみたいと思う。

以上、馬体・血統・厩舎と見てきたが、レーヴディマンの12ことジェアンレーヴの失敗を見るまでもなく、こういう馬に手を出してはいけないことは重々分かっている。分かっていて、それでも我慢できなかったのだから、これはもう最初に書いたように僕の性だ。理屈と感情論がいつまでも平行線なのと同じで、つべこべ言っても結局は「僕はこういう馬が好きだから」で終わってしまう。繰り返しになるが、そこらあたりの気持ちについては、次回で書きたいと思う。

とにかく、引退宣言を撤回してまで出資してしまった馬だ。活躍してほしいと心から願う。しかし、上でもさんざん書いたように、こういう馬はどうせダメだろうという経験から来る諦めもある。出資してすぐに諦めの境地というのも何とも複雑だが、しかしまあ出資したからには活躍を祈りつつ応援するのみだ。

目標は、ずばり海外のGI制覇。血統的にはそれを目標にしてもおかしくはないだろうし、むしろ仮にGIを勝つなら日本ではなく海外だろうとも思う。個人的にはリアルインパクトとネオリアリズムでもう海外GIは勝たせてもらっているので、あえてレース名は出さないがこの馬にはもっと格の高いレースでの勝利を期待したい。まあ、そのためには日本で活躍しなければならず、それが一番の心配かつ不安なんだけど。

あとは、車を買った時に奥さんと約束した件をどうするか。もう馬は買わないと言った約束。最初は謝りきろうと思っていたが、もっといい方法を思いついた。それは、内緒にしておくというものだ。

口座から一括で20万円が引き落とされるが、たぶん気付かないだろう。ていうか、気付かないでね!(笑)


*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

張り続けること(再掲)

2021年09月09日 | ブログ
なんかブログ魂に火がついた(笑)。

とは言っても、新たに何か書くには出資馬が少なすぎて、また、キャロットの抽選結果を待つこの期間は特に何も動きがなくて、だからネタがない。じゃあ、無理して書くなよ!と言われそうだけど、全国1千万人のファンがそれを許さない。

ということで、過去に書いた記事を再掲する。もちろん、今この時期と全く無関係の内容ではない。

僕は今年、手を出してはいけない禁断の馬に申し込んだ。どうしてそんな禁断の馬に申し込んだのか、その理由の一つが、今から6年前に書いたこの記事である。

『張り続けること』

株やギャンブルで「逆張り」という言葉がある。僕はどちらかというとそれが好きだ。

わざと人と違うことをしたがる。こう見えてシャイだから(いや見えてはいないが)、目立ちたがりと言うわけではなく、単に天の邪鬼、あるいは自意識が過剰で、逆張りで勝てれば格好いいと思ってしまう。

これとは少し話が違ってくるが、「張り続ける」というのもある。

ルーレットの色なんかは、究極的には赤と黒は同じ数だけ出るはずだから、例えば黒に張り続ければいつかは当たる。未来永劫はずれることはない。黒なら黒にばかり張り続ければ、トータルでいえば半分は当たるはずだ。

もちろん、10回や20回ぐらいは連続で赤が出ることも可能性としてはあるだろう。一晩単位でいえば、どちらかの色に大きく偏ることもある。だけど、繰り返しになるが、張り続けていればいつかは当たる。

そういえば昔、海外旅行でカジノに行って、ルーレットで大負けしたことがある。あれ以来、怖くてカジノには行かないようにしている。あの雰囲気は金銭感覚を狂わせる。と言いながら、日本にカジノができたら、僕はきっと行ってしまうのだろう。そして、それがもしかして近場なら、通ってしまうのだろう。

さて、一口である。

この「逆張り」と「張り続ける」こと、今の個人的なテーマはそれかなと思っている。

あえて今の日本では主流じゃない馬(血統)に行ってみる、そしてそれはほとんどが失敗するだろう、しかし、張り続けることによっていつかは当たるのではないか、しかも当たったときには超が付く特大なのではないか、ということである。

出資では2年続けてそれを実践している。もう既に第一の矢は外れた。今は第二の矢に期待しつつ、来年もきっと僕は第三の矢に出資しているのだろう。

外れると分かっていても、でも張らなければ当たらない。僕の相馬ではピンポイントで当てることは難しいので、だからこそ張り続けようと思う。張り続ければいつかは当たることを信じて。

*この記事は、2015/3/31の記事を加筆修正したものです。

結局、僕はどうしたのか

2021年09月07日 | ブログ
今日の17時でキャロットの申し込みが締め切られた。結局、僕はどうしたかというと・・・・・・

やっぱりと言っていいだろう、申し込んでしまった。はい、申し込んでしまいました。そうだよね、僕が我慢できるはずがないもんね。ただし、前回のブログの最後に書いた方法、「運を天に任す」というやり方で申し込んだ。

どういうことかというと、今回めちゃくちゃ欲しいと思った馬は、最優先を使えば、中間発表の結果からほぼ100%出資できる馬だった。でも、だから、あえてその馬は最優先では申し込まず、一般で申し込んだ。一般でたぶん抽選になるだろうから、それがつまりは「運を天に任す」というやつである。

抽選の結果、運良く当選すれば縁があったということで、落選すれば、それはそれですっぱりと諦められるし、ああ、なんて賢い方法なんだろう(笑)。

ここまで書いてきて、「いったいお前はどの馬が欲しかったんだ?」と思っている人もいるだろう。僕のブログをずっと読んでくれている人なら(もうそんな人は少ないだろうけど)、何となく分かるんじゃないだろうか。そう、あの馬ですよ、あの馬。手を出してはいけない禁断のあの馬。

でも、とりあえず今は内緒にしておく。いや、内緒にしておく理由なんてどこにもないんだけど、何だか恥ずかしくて(笑)。もしかして出資が確定したら晒す。

で、最優先の馬なんだけど、それは×なしでは100%落選するであろう、この馬で申し込んだ。

65.サンブルエミューズの20
(父キタサンブラック・矢作芳人厩舎・総額3,000万円)


馬体、素晴らしいでしょ、これ。左後一白だし。もろ短距離馬って感じで、狙うはもちろん桜花賞。血統は、キタサンブラック産駒が走っているのが心強いものの、母父のダイワメジャーというのがちと気になるところ。あとは、サンデーの3×3がどう出るか。狂気と出るか能力を爆発させるか、楽しみ楽しみ。

ただ、そんな馬体とか血統とかはどうでもよくて、いちばん魅力なのが厩舎。矢作厩舎って人気あるやん? でも僕は、実は今まで一度も矢作厩舎の馬に出資したことがなくて、だから、一度出資してみたかったんよね。あれだけ人気があるんだから、あれだけ評判がいいんだから、きっと満足させてくれることだろう。

と、ここまで書いてきて、はい、もちろん×なしの僕が出資できる確率はほぼゼロに近いということは、じゅうぶん分かっている。いや、ゼロに近いどころかゼロだろう。でも、それでいい。そのためにこの馬に最優先を使ったのだから。

万が一当選したら、馬の出来は素晴らしいし何より矢作厩舎を体験できるということで、それはそれで嬉しいし、ダメなら×1ということで、来年の選択肢が増える ・・・・・・って、おいおい、来年も出資するつもりかい!っていうツッコミはやめてね(笑)。

ということで、出資が確定したらまた書きたいと思う。


*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

どうでもいい話

2021年09月05日 | ブログ
シルクの出資馬グランデストラーダが、9月2日に名古屋競馬場で行われた地方競馬の重賞競走である「秋桜賞(SPⅠ)」に勝利した。7馬身差の圧勝だった。地方競馬とはいえ、重賞であれだけの大差は出資馬では初めてだ。いつも僕の出資馬の重賞制覇はギリギリだ。

それはともかく、ここでちょっとした難問にぶつかる。非常に個人的な難問なのだが、この勝利を「重賞勝ち」にカウントしてよいものかどうか。

僕はこれまで、過去の出資馬の中で重賞を勝った馬たちを「顕彰馬」としてこのブログに残してきた。いわゆる「過去の栄光にすがる」というやつだ(笑)。つまりは、それにグランデストラーダを入れるかどうか。

実は、その「顕彰馬」を重賞勝ち馬に限定するのにもジレンマがあって、重賞を一度しか勝たずに早くに引退したプレイクランアウトやフレールジャックよりも、重賞未勝利だけど長く活躍して楽しませてくれたシルクドリーマーやホーカーテンペストのほうが、個人的な顕彰馬にはふさわしいのではないかという葛藤だ。まあ、それで言うなら、僕に最初の勝利をプレゼントしてくれたシルクアンビシャスなんかも、ある意味、最も個人的な顕彰馬になるのだけれど。

だけど、だからこそ、どこかで線引きをしなければならず、個人的な「顕彰馬」の条件として「重賞勝ち」としていたわけで、では果たして、今回のグランデストラーダは、それに該当するのかどうか。

地方競馬とはいえ重賞は重賞だ。しかし、地方競馬だ。それこそグランデストラーダぐらいの馬を顕彰馬として残すなら、他にもっとふさわしい馬がいる。

さて、どうする。

僕が出した結論は、カテゴリーの「顕彰馬」という表記をやめて「重賞勝ち馬」にするというものだ。ある意味、いちばん手っ取り早くて、いちばん何の解決にもなっていない方法だが、まあ分かりやすいといえば分かりやすい。そして、それならとりあえずグランデストラーダも該当することになる。地方競馬の重賞だけど。賞金めちゃくちゃ安いけど。

ここまで長らく、本当に個人的な話にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。僕が読者ならこう叫んでいるだろう。

「どうでもええわ!」

さて、キャロットの申し込み、まだ悩んでいる。申し込みたい馬は前回書いたように決まっているんだけど、申し込むかやめておくか、それで悩んでいる。

馬はよく見えるけれど、でもやっぱりどう考えても値段ほども活躍しない、走らない。第一、一口はもう引退すると一旦は決めた。そもそも自由に使えるお金が我が家にはもうそんなに無い。欲しいのは欲しいけれど、それらのハードルを乗り越えてまでも欲しいかと言われれば、確かにそれほどでもないように思えてくる。

厄介なのは、今年の僕は×はないけれど、でも、その馬は最優先で出せばたぶん取れる。取れてしまう。5分5分ぐらいの抽選なら、運を天に任せて申し込むということも考えられるんだけど・・・・・・。

てか、これこそまさに他人から見たらどうでもいい話(笑)。まあ、もうしばらく悩んでみる。

ミーハー魂が炸裂!

2021年08月27日 | ブログ
キャロットの新規募集の季節になったので、久しぶりに更新。

その前にシルクなんだけど、予定通り完全にスルー。実はパンフすら全く見ていない。だから、どんな馬が募集されたのかも、マジで本当に知らない。

どう考えても、今のシルクの実績制は僕には合わない。だから退会すると決めて、その後は出資せずに来ているので、今の現役馬2頭(ヴァンタブラックとグランデストラーダ)が引退したら退会する。グランデストラーダは牝馬なので期限があるけど、ヴァンタブラックのほうがいつまで引っ張られるか、それが心配。もちろん活躍してくれたら嬉しいけれど。

ということでキャロット。こっちは割と真剣に検討している。

おっと、ここで僕のブログをしっかりと読んでくれている人はこう思うだろう。

「お前、引退宣言しなかったっけ?」

そう、高い高い外車を買ったから、そして、その時に奥さんを納得させる言葉が「もう馬は買わないから」だったから、だから、「もう僕は新しく出資しない、今の現役馬が全て引退したらもう一口をやめる」と前回のブログに書いた。半年ぐらい前だろうか。

そういうことをあっさりと撤回するのが僕なのである(笑)。

奥さんに内緒で、いま僕は必死でキャロットのパンフとにらめっこしている。ああ、なんて楽しい時間なんだろう!(笑) でも、もちろん欲しいと思う馬がいなければ申し込むつもりはなかった。本当に引退するつもりだった。とりあえず暇つぶしに見てみようぐらいの感じで、お気楽に公式サイトの動画なんかを見ていたら・・・・・・

いるじゃないですか! 僕の心を揺さぶる馬が!!

もうね、その馬に手を出したらいけないというのは分かってるんよ。長い経験から。絶対に地雷だし。いや、地雷は地面に埋まっているから表面では分からないという意味では、その馬は地雷ですらない。まさに危険な香りをぷんぷんとさせている。

でもね、でもね、欲しいんよ、その馬が。僕のミーハー魂をくすぐる馬なんよ、これが。ダメだ、ダメだ、手を出したらダメだ。分かっている。それは分かっているんだけど、僕の欲しい欲しい病がそれを許さない。

何とかしばらく時間を置いて、何とか我慢してみよう。頑張ってみよう。でも、たぶん・・・・・・、いやきっと僕は申し込んでいるんだろうなあ、その馬に。

えっ? 奥さんとの約束はどうするんだって?

そんなもの、申し込んでからひたすら謝るのみ!!(笑)

引退宣言

2020年11月28日 | ブログ
久しぶりの更新。ていうかジャパンカップ、楽しみだね。いっそ馬券を買わずに「見る」ことに集中しようかと思っているぐらい。それはともかく、今日のブログのタイトルだけど、えっと・・・・・・、ワタクシ、今年の出資をもって一口から引退することにしました!!

といっても1歳馬2頭に出資しているので、完全に一口をやめるのは5年後ぐらいになるけれど、とりあえず来年から新しく出資はしないことにした。はっきりと引退宣言である。

理由は、大きく三つある。

そもそも大きな流れでいうと一口に対する情熱がここ数年は下がっていたところに、期待していた2歳馬たち3頭の惨状、特にアルマドラードのふがいなさに、やる気というか興味が全く無くなってしまったというのが一つ目の理由である。もう最近は、公式の近況さえ見ていない。

二つ目の理由は、これも何度か書いてきたことだけど、自分の年齢的にそろそろ一口の限界が近づいてきたということである。一口は、年金をもらってまでやる趣味ではないと個人的に思っている。もちろん、まだまだそんな年ではないが、年金をもらう頃には出資馬が一頭もいないという状況を作っておかなければならない。そしてそのためには、そろそろ出資を控える必要がある。牝馬はともかく、牡馬だと下手したら9歳や10歳になっても現役という可能性がある。まだ余裕はあるが、出資のタイムリミットは近づいていた。

そんな中、これが三つ目にして最大の理由なんだけど、最近また車を買ってしまったのである。ここ5年で4台目である。しかも全て輸入車だ。いやあ、一度輸入車に乗るともう日本車には戻れない。乗り味がぜんぜん違う。そして今回はちょっと馬鹿にならないぐらいの金額だった。具体的な額は書かないが、安い馬だったら1頭まるまる買えるぐらい。

もうホント馬鹿だと思う。心底思う。お金持ちでも何でもないのに、車を何台も買い換えて、輸入車なんて値落ちが激しいから中古でいいのに新車でないと嫌だと言って、そして欲しくなったらもう我慢できなくて買ってしまう。マジで病気である。

もちろん、奥さんは怒っていた。いや、過去形にしてはいけない。怒っている、だ。ただ、最終的には「好きにしたら」の一言で許してくれたわけで、その許してもらうために僕が最後に言った言葉が、「もう来年からは馬を買わないから」だったのである。そう、僕は一口をやめることを条件に新車を買うことを許してもらったのだ。

ということで、僕は一口をやめる。前述したようにまだ1歳馬がいるので完全なる引退は数年後だけど、もう新しく出資はしない。これは奥さんとの約束だから必ず守る。このブログも、そのときが来たら閉鎖する。

それまでは今まで通り折を見てぼちぼちと更新していくので、まだしばらくはお付き合いしてね。

そして三本目の矢

2020年10月09日 | ブログ
ついに三本目の矢が放たれる。

アルマドラード(ラドラーダの18)
(父キングカメハメハ・藤沢和雄厩舎・総額14,000万円)


10月11日(日)の東京5R、芝2000メートルの新馬戦、鞍上はルメール。今まで出資馬のデビュー戦は怖い怖いと書き続けてきたが、今回の怖さはその比ではない。怖い、怖すぎる。

単純に期待値がめちゃくちゃ高いというのがある。もちろん値段もめちゃくちゃ高かった。走ってくれないと困る金額だ。期待してはダメだ、期待するなと自分に言い聞かせてみても、何だかんだで良い評判ばかり聞こえてくるので、どうしても期待してしまう。いや、正直いまの僕の期待値はマックスだ。ジャンボマックスだ(懐かしい!)。

ただ、今週の公式の更新では「物足りなさを覚えた」や「グッとくるものがなかった」という言葉が並んで、同じぐらい不安もマックスになった。これまたジャンボマックスだ。期待も不安もジャンボマックスで、まさしく「8時だョ!全員集合」状態である(このネタわかる人は昭和)。

でもホントいつも書いていることだけど、評判が悪ければ半ば諦めながら気軽に観戦できるけど、これだけ期待が高いと本当に万が一こけたときの反動が怖い。落ち込むどころの話ではないと思う。

まあでも秋の東京の日曜日の二千の新馬戦、各陣営が期待馬を降ろすには最高の舞台だ。そうそう簡単な相手ではないだろうし、藤沢厩舎の新馬戦だからそれほど仕上げてもこないだろうが、とりあえず負けるにしても形だけはつけてほしい。いわゆる「負けて強し」のレース。せめてガッカリするようなレースだけはしないでね。

上の写真は今年の7月のもの。相変わらず筋肉隆々で、全体の印象は募集時と変わらない。ただ、募集時はもう少しシンクリが強くて出て柔らかかったように思うが、随分とキンカメが主張し出した。気になるのは、これまた募集時からだが後肢のバランスの悪さ。そう、後肢が切れる馬のそれじゃない。よく言えば良い脚を長く使うタイプ。そういう意味では、パワーも凄いらしいので最悪ダートでつぶしがきくかもしれない。なんてことを今から考える僕はペシミスト(笑)。

もともと募集時の馬体評価はBで、レイデオロよりも落ちると出資時にも書いている。でも、上の写真、単純に格好いいよね。颯爽としていて、何だかケンカが強そうな感じ。いや、ケンカじゃなくて走ることに強くなってほしいんだけど。

日曜日は、幸か不幸か仕事でリアルタイムでレースを見られない。仕事から帰ってきて、さて僕はすぐにレースを見ることができるだろうか。きっと何だかんだでグダグダしながら見ようとはせず、結局、寝る前になってそっと恐る恐る見ることになるのだろう。

*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。