エミリの一筆啓上

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日々の思いを綴ります。

星の見えぬ七夕

2018-07-07 09:55:58 | 日々のできごと
昨日のこと、少し残業して、階下のスーパーで買い物して帰宅、次女は夕飯の支度中。本人曰く2回目?の揚げ物をしたとのこと、唐揚げかと思いきや【とり天】とのこと、からりと美味しく出来ていた。お腹が空いていたので三個続けざまにパクついた。


おうちご飯は美味しいなぁ、いつもより丁寧にごちそうさまをする。

二、三日経てば忘れてしまう何気ない日常、幸せとは忘れることのできる日常をいうのかも知れない。


テレビをつけたら西日本は大雨、川が溢れそうになっている。こんな日にかつて毎日のように観たオウム真理教の教祖なる人と、その周りにいた人達が、この世から去ったのだとテレビは伝えている。

神童と呼ばれるような人を駆り立てたものは何だったのか、人間の業の深さは闇である。

私はこの頃に子育て真っ最中であったのだが、この事件後、子供に対して『頭がいい』『頭が悪い』といった言葉を自分自身に禁じた。人を育てる過程においてそこだけを重要視すれば人は歪む。

人は当たり前に賢さと愚かさ、明るさと暗さ、強さと弱さ、公明正大であれと言いながら取り繕うことは普通にある。人は相反するものを持ち合わせているのだと思う。

何かこう訳の分からぬざわざわとした、指先のささくれのような痛みを覚える土曜日である。


老いて目の見えないレオは、朝から水の器に脚を突っ込み床を水浸しにした。生きていればこそだと黙って床を拭く。

平成三十年七月七日、星の見えぬ七夕である。


























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