道すがら

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広島流 お盆まいり

2010年08月11日 | Weblog

  生まれ育った、関西ではお盆でもお花とお線香を供える、
  あるいは故人の好物をお供えするのが一般的なお盆のお墓参りでした
 広島に来て(34年経ちました、人生で一番長くすみました) 
  広島のお墓文化にちょっと驚いたことです
   一説には紙屋町あたりに住む紙商人の愛娘が死去したときに、
     両親がその死を悼んで灯ろうを作って墓に飾ったのが始まりで
   次第に広がり 宗派を問わず用いられたようです

        
   釣竿くらいの竹の先を8本に裂き 広げて8角形の朝顔形にし 
   彩々の紙飾りを付けています
   今年なくなった新仏様には白い紙製をそなえる

   お参りの多い家では墓石の周りに木製の枠をたて お参りした人は
   名前を記して 間隔のあいた穴にたてます
   最近。この灯篭も火の用心や後処理の問題 生産者の減少でお寺によっては
   廃止するところもあり それの代わって簡略化した 塔婆が用いられています
         
  これも宗派によって 南無阿弥陀仏だったり南無妙法蓮華経だったり・・・
  この板に名前記入し墓石にもたせ掛けてお供え。
  さらにこれも簡略化し 葉書サイズのカード形式もあります
  毎年おまいりする主人の親戚 7寺それぞれに異なります
  そして お花お線香を供え盆まいり済ませると気持ちが落ち着きます
      “灼熱の 墓をさすりて 原爆忌”
   主人の父は ほぼ爆心地近くで原爆にあい 一週間生死不明で
      12日に岩国海軍病院に運ばれてここで亡くなったそうです
      明日が65回目祥月命日です
        本家には今年も大勢が集いお参りをします
        受け継がれて イイ風習だとおもいます
        両親→子供5人→孫9人→ひ孫19人  大繁栄です
   


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