道すがら

私の歩む道すがら出合った
“これいいなー”を
アップしてみました

和紙人形の世界

2008年10月04日 | Weblog

 【源氏物語】が記録上で確認されて今年は一千年紀を迎え 
   様々な記念行事が計画されてきました  
 古典講読講座  朗読 錦織での絵巻物
 今回は和紙の塑像家・内海清美が千年紀を記念して作品展を開かれました
      千 玄室氏ほかの呼びかけで立派な展覧会でした
 チケット 
                               入り口正面に執筆中の紫式部

 白い和紙で折った大宮人・・・無色の人形に照明が息吹きを吹き込みます
 華やかな宮廷での日々の営み  源氏に愛された女御達の 喜びと苦悩
 それはそれは 見事な表現力でした
   作家の好意で手でさわってもよい見本人形がありました
      細い細いこより200本で1体の人形の髪の毛・・・
      肌の艶やかさと衣の重厚感 これが 「紙」  
 文学とは 生きるとは 人間とは・・・普遍的な問題を訴えていると作家談。

 カメラ禁止なので パンフレットの画像で鮮明ではありません・・・・ 
       
     16場面 350体の人形に映し出す光源氏の物語
   物語の好色な部分は、ミイラの人形で表現・・・作家の奥深い表現力です

  こうして 一千年紀に寄せて高尚な芸術をかずかず見聞しますが
  立派過ぎる作品への圧倒感 観るだけで終わっていいのかしら・・・ 
  と自分に反芻し    長く休憩している私の中の「押し絵」が少しずつ
   動きだしているものの  自分自身のこれだけインプットしたのだから
     何かの形で源氏記念を  創れと命じているように感じました

    今年も3ヶ月 楽しかったわ~ よかったわ~の 
                物見遊山の終わってしまわないようにしなくては。