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神奈川準決勝観戦雑記

2007年05月06日 | アメフト
神奈川の準決勝を見てきた。
以下雑感である。

第一試合 法政 39-6 横須賀学院
法政の強さばかりが目立った試合だった。今年の法政はソツがない。攻撃陣の手堅さ、パスの精度、流れるような動き、ダウンフィールドブロックの速さ。相手守備陣からしたら、うかうかしているとあっちゅー間にオレンジの壁に囲まれてしまう感覚だろう。守備陣の集散の早さ、タックリングの正確さ。本当に強い。そして意識的にであろう、オフェンスは今日の試合では長いパスはほとんど投げていなかった。3rdダウンまで追い込まれることも多かったが、確実に取れるプレーで難なく脱していた。具体的に言うとショットガンのトリップス体型にして少ないサイドにオプション、それと10yd-Hookは「いつでも取れる」「いつでも通せる」とベンチは思っていたような気がする。それだけ余裕を感じさせる展開だった。後半はほとんど2本目戦。試合が進むにしたがって横須賀学院に余裕が無くなってくるのとは対象的だった。最近力をつけてきている横須賀学院。ラインのサイズやパワーは法政を上回る場面が多くて驚いた。雨のせいなのか、少し元気がなかったのが残念ではあるが・・・新入生も多かったようなので今後もきっと力を発揮してくるだろう。いやいや。それにしても法政の強さと速さばかりが目だった試合だった。

第二試合 慶応 19-0 横浜
試合終了時の慶応の選手の喜びようを見て、この試合の慶応にとっての位置づけがよく分かった。即ち慶応の選手はこの試合を「どうしても勝ちたい」と思っていたということだ。それもそのはず。慶応にとってはこの試合は昨年の「リベンジ」ということだけでなく、新人戦でコイントスとはいえ敗れて以来この試合に勝つまで非常に苦しい思いをしていたからだ。もちろんその「過程」にはわれわれとの試合も含まれていると思うが・・・。さてゲームの方だが、横浜にとっては非常に「不運」な立ち上がりだった。いきなりセーフティーでオフェンスが先制点を慶応に献上した直後、キックオフでリターンタッチダウン。さらにその後のキックオフリターンでファンブル、ターンオーバー。このシリーズをタッチダウンされ、いきなり16点差・・・。さらに言うなら満を持して登場させたエースQBもこれまでトーナメントを引っ張ってきた控えQBも怪我で失い・・・。あまりにも苦しい。その後、慶応の追加点を3点に抑えたところは流石だが、それだけにあまりにも痛すぎる試合の立ち上がりだった。一方の慶応は試合を重ねるごとにチームが成長しているのがよく分かる。ディフェンスの安定感は増すばかり。特にDL、LB、DBそれぞれに超高校級の選手を配している。しかもシステムも安定的なのでスキがない。そして特筆すべきなのはQBの成長振りだ。新人戦、今春の1回戦での不安定な出来からグングンと成長している。今日も雨にもかかわらず安定的にパスを供給し、ほとんど成功させていた。決して派手さはないが、プロ体型つまり今の慶応オフェンスにはぴったりのQBに成長しつつある。自信が出てきたように見えるのだが、その自信をつけさせてしまったのはひょっとしてウチとの試合の「あの」タッチダウンパスだったのではないか?と思うと少し複雑・・・。ともあれ慶応は急速に力をつけつつある。来週の決勝はお互いのライバル心もあって拮抗した好ゲームになるような気がする・・・構図としては法政オフェンスvs慶応ディフェンスか?

・・・と偉そうに書いてみた。
関係方々スミマセン、勝手なことを書いて。

純粋に思ったのは「もし」ウチが今日まで勝ち進んでいたら・・・「このコンディションでやったのかー」ということ。今日は傘差して見させてもらったけどね・・・こんな風に観戦記書くのもちょっとさびしい話だよね。ふぅ。