イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

香一とリディアと香

2014年07月20日 00時17分37秒 | 白泉社

花とゆめ 2014年16号

『俺様ティーチャー』 第111回
→ 昼ドラが大好きで正妻と愛人のドロドロの争いを観るのが趣味だったという香の母リディアが結婚直前に夫「香一」の姪2人「実咲」と「百合花」を彼の愛人の娘だと勘違いしたため、それ以降、何年も家庭内別居に陥ったことが香一自身の口より語られた。香の両親はお互いに思い込みの激しい類友カップルだった。弟に実咲と百合花を押しつけ好き勝手し放題だったシングルマザーの姉の早坂明子が事故死したことで香一は姪を引き取ったが、リディアが彼の姉を愛人だと誤解した時から変なことになってしまった。

香が母親の死を認識できずにその葬儀を愛人のモノだと思い込み、父親と愛人の娘だと看做す養子に迎えられた従姉である義姉達を憎み蔑んでいた。しかし、記憶の回復により母親の死を受け入れた香は真相を知り自身の心を守ってくれた父親や義姉の思い遣りを悟る。因みに、香の名はリディアが誤解しながらも愛していた夫の名前から一文字を取り命名したものだった。