久しぶりのバレエ鑑賞。
会場は渋谷にあるオーチャードホールなので、ゆっくりと買い物などをしてから会場入り。
本日の演目はチャイコフスキーの名作バレエ「白鳥の湖」。
Kバレエの白鳥は3回観ており、いずれの公演もジークフリート王子(主役)を熊川哲也が演じていた。
…因みに私、3回ともラストシーンでガン泣きしました。今回は泣きません。だって男の子だもん!
今回、ジークフリート王子(主役)を演じるのはファーストソリストの輪島拓也。
オデット(ヒロイン)を演じるのはソリストの樋口ゆり。
以下、キャストを簡単に。
ロットバルト(要するに悪人)スチュアート・キャシディ
オディール(ロットバルトの手により、主人公を惑わす女)荒井裕子
王妃(主人公の母親)天野裕子。因みに元タカラジェンヌ。
家庭教師(つか、執事みたいな感じかな?)デイビッド・スケルトン
ベンノ(王子の友人)ビャンバ・バットボルト
※役の説明にツッコミを入れないで下さい。
主役の2人は成長著しい注目株ではあるが、まだソリストクラス。
いわば大抜擢といった所か。
熊川哲也の怪我により、彼等の様な素晴しいダンサーにチャンスが巡ってきた。
そのチャンスを是非活かして貰いたいものである。
若いアーティスト達が古典バレエの名作をどう演じるのか?楽しみである。
先に妻が会場入りし、私はホール横の喫煙所で一服。
その後、トイレを済まし席を探す。
さて、どの辺りだろうか?チケットには8列と書いてある。
オーケストラピットがあるので、結構前の辺りだろう。
イスにあるプレートの数字を見ながら前に進む私。
…
あれ?
え?
一番前ですが何か?
必死になってチケットをゲットした妻。よくやった。偉いぞ奥さん。
とまあ、そんなこんなで開演の時間。会場のライトが暗くなり、やがて指揮者が入場。
…
ん?
お?
指揮者 若!
慌ててキャスト表を確認。指揮者は井田勝大。プロフィールを見て適当に計算するとおそらく30~35歳ぐらいだろう。
おお。指揮者まで大抜擢かぁ。経歴を見ると実力はあるようだ。
まぁとにかく
兄ちゃん頑張れよ~~
さてさて。兄ちゃんの じゃなくて指揮者のタクトにより夢の世界に突入!
以下、感想を箇条書きに。
輪島拓也……若干のミスもあったが、安定感のある踊りだった。前半は緊張からか、やや笑顔が引き攣っていたが、それは仕方が無い。場数を踏めば自然と王子としての品格が備わっていくものである。第2幕の後半のコーダのソロでは圧倒的な存在感をアピール。テクニックも素晴しかった。
樋口ゆり……純真無垢な乙女という印象。踊りに透明感があった。彼女は白鳥の役を演じたのだが、本物を見ているようだった。王子と初めて出会った時の距離感や、抱き寄せられて体をバタバタさせるシーン等は、まるで自分が動物園にいるようだった。本物を見て参考にしたのかな(笑)?
スチュアート・キャシディ……英国ロイヤルバレエでプリンシパルだった演技力はさすが。こんなにカッコイイ悪人っていねぇだろ?とにかく文句なし。
荒井裕子……さすがベテラン。完璧。第2幕の後半のコーダのソロの32回転で俺「おぉ!きた!」と超興奮。まぁ、とにかく巧い。ありゃ王子だけじゃなくても惑わされちゃうよ。惚れました。荒井さん。
天野裕子……貴族の「品格」を演じられるのは彼女だけではないだろうか?元宝塚だから当たり前なのかもしれないが、あの演技力には毎回脱帽。以前、皇后様をお見掛けした事があるが、天野裕子に同様の「品格」を感じるのは私だけだろうか?
演出……まるで映画をスクリーンではなく、目の前で観ているような印象だった。
「観客を楽しませよう」という意図がキチンと伝わってきた。バレエが「芸術鑑賞」ではなく、純粋な「エンターテイメント」として愉しめた。因みに妻は拍手のし過ぎで内出血。私は4回目の号泣。どんだけ~~
音楽……よくやった兄ちゃん。舞台終了直後のホッとした顔が忘れられない。大物になるだろうな兄ちゃん。巧かったし、それに応えたオケも最高。特にパーカッションのお姉さんがステキでした。
で、ここから先は大人の男としての感想。
幸運にも一番前の席。手が届きそうな所にバレリーナ。
これがまた皆さんお綺麗でして……
2幕ではコールドバレエなので、要するに「目の前で大勢の美女が踊っている」というハーレム状態。
しかも、しつこいが全員バレリーナ。全員ストライクど真ん中。
そんな美女20~30人が俺の為に踊ってくれている(あくまでも妄想)わけなんですよ!
そりゃぁもう天国でした。
行った事はないけど
銀座の高級クラブなど非にならないほど愉しい
美女を何人も囲って生活するのが私の夢なのだが、それが叶っちゃった気がしたよ。
あ。いや。私そんな変な目でバレエを観ていませんよ。そこの貴女。
わ、私はそのですよ、ば、バレエ人気をもっと高めようとですね、いや、つまり、少ない男性用のトイレを増やしたい、じゃなくて、もっと男性にもバレエを観てもらいたいと思ってですね、いや私ゲイではなくてね、え?訊いていない?すいません。そ、その、まぁ、ある意味、いや、変な意味ではなくて、この様な視点でもバレエを愉しめるという提案をその……だからですね
切腹してきます。
会場は渋谷にあるオーチャードホールなので、ゆっくりと買い物などをしてから会場入り。
本日の演目はチャイコフスキーの名作バレエ「白鳥の湖」。
Kバレエの白鳥は3回観ており、いずれの公演もジークフリート王子(主役)を熊川哲也が演じていた。
…因みに私、3回ともラストシーンでガン泣きしました。今回は泣きません。だって男の子だもん!
今回、ジークフリート王子(主役)を演じるのはファーストソリストの輪島拓也。
オデット(ヒロイン)を演じるのはソリストの樋口ゆり。
以下、キャストを簡単に。
ロットバルト(要するに悪人)スチュアート・キャシディ
オディール(ロットバルトの手により、主人公を惑わす女)荒井裕子
王妃(主人公の母親)天野裕子。因みに元タカラジェンヌ。
家庭教師(つか、執事みたいな感じかな?)デイビッド・スケルトン
ベンノ(王子の友人)ビャンバ・バットボルト
※役の説明にツッコミを入れないで下さい。
主役の2人は成長著しい注目株ではあるが、まだソリストクラス。
いわば大抜擢といった所か。
熊川哲也の怪我により、彼等の様な素晴しいダンサーにチャンスが巡ってきた。
そのチャンスを是非活かして貰いたいものである。
若いアーティスト達が古典バレエの名作をどう演じるのか?楽しみである。
先に妻が会場入りし、私はホール横の喫煙所で一服。
その後、トイレを済まし席を探す。
さて、どの辺りだろうか?チケットには8列と書いてある。
オーケストラピットがあるので、結構前の辺りだろう。
イスにあるプレートの数字を見ながら前に進む私。
…
あれ?
え?
一番前ですが何か?
必死になってチケットをゲットした妻。よくやった。偉いぞ奥さん。
とまあ、そんなこんなで開演の時間。会場のライトが暗くなり、やがて指揮者が入場。
…
ん?
お?
指揮者 若!
慌ててキャスト表を確認。指揮者は井田勝大。プロフィールを見て適当に計算するとおそらく30~35歳ぐらいだろう。
おお。指揮者まで大抜擢かぁ。経歴を見ると実力はあるようだ。
まぁとにかく
兄ちゃん頑張れよ~~
さてさて。兄ちゃんの じゃなくて指揮者のタクトにより夢の世界に突入!
以下、感想を箇条書きに。
輪島拓也……若干のミスもあったが、安定感のある踊りだった。前半は緊張からか、やや笑顔が引き攣っていたが、それは仕方が無い。場数を踏めば自然と王子としての品格が備わっていくものである。第2幕の後半のコーダのソロでは圧倒的な存在感をアピール。テクニックも素晴しかった。
樋口ゆり……純真無垢な乙女という印象。踊りに透明感があった。彼女は白鳥の役を演じたのだが、本物を見ているようだった。王子と初めて出会った時の距離感や、抱き寄せられて体をバタバタさせるシーン等は、まるで自分が動物園にいるようだった。本物を見て参考にしたのかな(笑)?
スチュアート・キャシディ……英国ロイヤルバレエでプリンシパルだった演技力はさすが。こんなにカッコイイ悪人っていねぇだろ?とにかく文句なし。
荒井裕子……さすがベテラン。完璧。第2幕の後半のコーダのソロの32回転で俺「おぉ!きた!」と超興奮。まぁ、とにかく巧い。ありゃ王子だけじゃなくても惑わされちゃうよ。惚れました。荒井さん。
天野裕子……貴族の「品格」を演じられるのは彼女だけではないだろうか?元宝塚だから当たり前なのかもしれないが、あの演技力には毎回脱帽。以前、皇后様をお見掛けした事があるが、天野裕子に同様の「品格」を感じるのは私だけだろうか?
演出……まるで映画をスクリーンではなく、目の前で観ているような印象だった。
「観客を楽しませよう」という意図がキチンと伝わってきた。バレエが「芸術鑑賞」ではなく、純粋な「エンターテイメント」として愉しめた。因みに妻は拍手のし過ぎで内出血。私は4回目の号泣。どんだけ~~
音楽……よくやった兄ちゃん。舞台終了直後のホッとした顔が忘れられない。大物になるだろうな兄ちゃん。巧かったし、それに応えたオケも最高。特にパーカッションのお姉さんがステキでした。
で、ここから先は大人の男としての感想。
幸運にも一番前の席。手が届きそうな所にバレリーナ。
これがまた皆さんお綺麗でして……
2幕ではコールドバレエなので、要するに「目の前で大勢の美女が踊っている」というハーレム状態。
しかも、しつこいが全員バレリーナ。全員ストライクど真ん中。
そんな美女20~30人が俺の為に踊ってくれている(あくまでも妄想)わけなんですよ!
そりゃぁもう天国でした。
行った事はないけど
銀座の高級クラブなど非にならないほど愉しい
美女を何人も囲って生活するのが私の夢なのだが、それが叶っちゃった気がしたよ。
あ。いや。私そんな変な目でバレエを観ていませんよ。そこの貴女。
わ、私はそのですよ、ば、バレエ人気をもっと高めようとですね、いや、つまり、少ない男性用のトイレを増やしたい、じゃなくて、もっと男性にもバレエを観てもらいたいと思ってですね、いや私ゲイではなくてね、え?訊いていない?すいません。そ、その、まぁ、ある意味、いや、変な意味ではなくて、この様な視点でもバレエを愉しめるという提案をその……だからですね
切腹してきます。
男性でバレエを見に行く人は珍しいですよね。
わかりやすいレビューを書いてくださって
本当にありがとうございました。
1番前で見るとダンサーの汗や息も見えて
臨場感がありますよね。
遠くから見るのも舞台構成がよくわかって
別の楽しみ方ができるので楽しいですよ。
私は今度Kバレエのくるみ割り人形を
S席で見に行く予定です。
熊川さん早く復活できると良いですね。
バレエを観るようになったのは妻の影響です。
今までは「楽しいな」といった漠然とした印象しかありませんでした。
妻と舞台を観に行ったり、DVD鑑賞をしたりしたおかげで、少しづつですがバレエを理解出来るようになった気がします。
後ろの席はコール・ドゥ・バレエ(でいいんですよね?)の動きが理解できて楽しいのですが、おっさんなので前の席で「おおぉ綺麗な人だなぁ」と眺めるのが大好きです。
熊川さんの復帰を期待していますが、今のうちに若いダンサー達が頑張っている姿を見ておきたいものです。
だって、熊川さんが復帰したらそう簡単に主役を踊れなくなってしまうので。
私達も22日に「くるみ割り人形」を観に行きますよ。
まぢ楽しみっす!これからも遊びに来てください。
それでは、乱文失礼いたします。
お名前に惹かれて?やって参りました。
彼は学生時代に既に自分のオケを作って演奏会やっていたし、しかもその公演で、オケとジャズピアニストとの競演までやってのけたコワイもの知らずです。またどこかで巡り合ったら応援してやってください。
バレエのことお詳しいのですねー。
今回、男性の観客が多いのに驚きました。以前、くまてつさんの公演に行ったときは、95%女性でした。
とても美しい演出でしたね。
私は最近楽譜以外の読書をしていないので、時々こちらにも伺って勉強させていただきますね。
決して「バレエに詳しい」わけではなく、妻に教えてもらいながら書いています。
恥ずかしいので褒めないで下さい。
嬉しいけど……
熊川さんの公演に行くといつもトイレに困ります。
井田さんの事は要チェックですね。
彼は大物になると思います。
兄ちゃん頑張れ!とお伝え下さい(笑)。