新・桜部屋

主に伝統芸能観劇記。
その他鑑賞日記

北上みちのく芸能祭り

2010-08-27 22:40:36 | みもの
憧れの。
2日にわたり北上の町中で北上地区の民俗芸能が見放題。観客よりも演者のほうが明らかに数が多い!目当ては鬼剣舞(おにけんばい)と鹿踊りでしたが,
通りすがりの神社で舞い踊る神楽の迫力につい足止めされてみたりして大変でした。
鬼剣舞は想像通りの迫力と鋭さで,子どもの頃から踊りで鍛えた股関節の柔らかさと足首の粘りが素晴らしい。
鹿踊りは全く前知識なく見始めたところ,会場が芝生の公園だったこともあって,暗い森の中で野生の鹿の群れと出くわしたような気持ちに。
周りに観客がカメラを構えて見物しているというのに一抹の恐怖を覚える。澄んだ空と深い森の静寂(しじま)を破る太鼓の音色。自然と対峙する魂。
やはり民俗芸能は野で見る物だなぁと思ったしだい。
帰りの新幹線に間に合うように急いで歩いていると,百貨店前で子どもが剣舞を踊っていました。中学生のお兄さんを囲んで見ている同じ剣舞グループの小学生たち。かっこい~!と喝采が聞こえてくるような張り切った剣舞と子どもならではの跳躍力。最後の最後で良いものをを見せて貰いました。