ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/05/13 「アバウト・シュミット」

2014-05-13 00:00:00 | 日記
アバウト・シュミット(2002年米)

ウォーレン・シュミット 定年を迎えた男(ジャック・ニコルソン)
ヘレン ウォーレンの妻
ジーニー ウォーレンの娘
ランドール ジーニーの婚約者
ロバータ ランドールの母(キャシー・ベイツ)
レイ ウォーレンの友人
ジョンとヴィッキー キャンピングカーで知り合う

 ウォーレンは定年を迎え、妻ヘレンにキャンピングカーをプレゼントされる。
かつての職場を心配するが、自分が不要だったと知り失望。
手持無沙汰で、タンザニアの貧しい子供ンドゥグに寄付する事に。
身の上を手紙に書いて投かんするが、帰宅すると妻ヘレンが倒れ死んでしまう。
結婚式の近い娘ジーニーがかけつけるが、延期しろと言うウォーレンには否定的。
ヘレンの荷物を調べている内、友人レイと浮気していたと知りショックを受ける。
だがジーニーは相手してくれず、仕方なくキャンピングカーで旅に出る事に。
知り合ったヴィッキーと言う女性に相談する内、
ヘレンより理解してくれているとキスしてしまい、追い出される。
結婚式が近づき、婚約者ランドールの家族のところへ。
ぶしつけな母親ロバータらと馬が合わず。ジーニーには結婚式の中止を求めるが、
今まで関心なかったのに急に反対しないでと責められる。
結婚式のスピーチは無難にこなし帰宅するウォーレン。
自分が人に影響を与えられないのだと悟り、失望感を感じる。
そんな時、ンドゥグから手紙が届く。
まだ字が書けないと言う彼が描いた絵には、2人の人間が手をつないでいた。
ウォーレンはそれを見て、思わず泣くのだった。

 と言うわけで、ジャック・ニコルソンによる人間ドラマ。
彼は仕事人間(あちらにもいるようです)だったが、定年になり、手持ちぶさたに。
さらに妻が急死するが、
まもなく結婚する娘は、父を快く思っておらず、距離を置かれる。
友人や元部下にも失望し、急に孤独を感じてしまう。
その胸の内を打ち明けられるのは、
彼が援助する、会った事もないタンザニアの少年だけ。
端から見ると、身勝手にも思えるニコルソンの行動だが、
その喪失感に共感すると、結構ツボっす。
何と言っても、特筆すべきなのは、タンザニアの少年から手紙が届くラストシーン。
まだ文字が書けない少年が描いた絵は、実際には深い意味はないのかも知れないけど、
ニコルソンには凄く達観的に感じられたようですね。
キャシー・ベイツの入浴シーンは衝撃的。
コメント
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