旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

禁煙体験談その1

2010年03月27日 | ライフスタイル
先程ふと思い出したのですが、いつの間にかタバコをやめて2年が過ぎ去っていました。(2年と40日位ですがもはや正確な日にちは思い出せません。)こういう非常に個人的な話題ではありますが、世の中で日々取り上げられている話題なので、この辺で一度まとめてみることにしましょう。これから禁煙を考えている人よりもむしろ、身近な人に禁煙を迫っている人や、ヒステリックに禁煙を唱える人には一度読んでみていただけると良いかもしれません。

ちなみに食欲と感情という過去記事とかなりの部分、重複します。

私がタバコをやめたこと自体は私の周囲の人間にとっては”ありえない”事に限りなく近い事であったでしょうし、実際、私にとってもありえない事でありました。私は喫煙者ではなく、愛煙家であったのですから、周囲の”喫煙者”から見ても、自分自身から見ても禁煙する理由が見当たりません。

そんな私にひょんなキッカケがやってきました。いつものようにラジオをBGMに仕事をしていると、J-Waveで禁煙の話題を話していたのです。内容はよく聞いていませんでしたが、その中で喫煙者のコメンテイターが”やめようと思えばいつでもやめられる自信があるけれど、別に今やめる必要を感じない”という趣旨の発言をしたのです。実は私も全く同じ発言をしたことがありましたし、実際、そう思っていました。ところが、この時は、”自分も今まで同じ意見だったけれど、ホントにいつでもやめられるのかどうか微妙だな”と感じました。多分、海外添乗から帰って来てあまり日が過ぎていなかったから、航空機内での喫煙欲求を思い出したのかと思います。

それから、もう一つの要因があります。自分の父親が何度かに渡って禁煙に失敗している事を知っていたのです。(父もその後、タバコはやめました。)私の父親は面倒な位頑固な人間なので、決めたことはプライドにかけてやり抜くタイプなのですが、それが挫折しているというのはどうやら”やめようと思えばいつでもやめられる”というのは思い込みなのではないかと思ったのでした。

それでも、愛煙家だった私は、”やめる必要”はやはり感じませんでした。ただ、これをきっかけに少し軌道を逸れて”本数を減らす”という事を考えるようになりました。単純に金銭的な理由です。

たいていの喫煙者はこの”本数を減らす”という行為をやってみた事があるでしょう?そして、それが必ず失敗するという体験を持っているのではないですか?私もそれまで何度もその轍を踏んできました。

そこで、この時閃いたのは一度禁煙をして、自分の喫煙習慣をリセットして組み立て直すという作戦でありました。具体的には、まず2週間程度禁煙をして、その後再びタバコを吸い始める際には2時間に1本という配給量を守るという作戦。つまり、タバコを止める気はまったく無しで、かつ、緊急課題ではないので、そういうアイデアだけで留まっていたのでありました。

年の暮れを迎え、正月を迎えて数日。ある日の夕方、仕事中にタバコが切れました。買いに出ようかと考えている矢先、お客様が来店。セルフツーリングの相談と、雑談で話し込んで23時過ぎになってしまいました。

タバコの自動販売機は22時には販売終了しています。コンビニへ買いに行こうかと思ったのですが、ここで、前にあげた作戦を思い出したのです。コンビニへタバコを買いに行くのを少し面倒に感じた私は、”もしかすると、作戦を開始するための神様が与えた機会なのかもしれない”と考えて、そこから作戦を決行する事にしたのでありました。
****続く


最新の画像もっと見る

コメントを投稿