海辺の町から

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Eテレ ドキュランド「タリバン統治下の子どもたち」

2023-07-08 11:37:20 | 日記

  雨上がりの蒸し暑い朝


  刈られても育つ繁殖力旺盛な花


Eテレドキュランド「タリバン統治下の子どもたち」を観た。
政権が変るたびに政治方針が大きく変り翻弄されながら生きている民衆。
昔日本政府支援の元民主化へと舵を切ったかに思えたが
タリバン政権の復活で大きく様相が変化した。

長年の紛争で社会は荒廃し戦争で父親を亡くし タリバン統治下では母親は
働くことが禁じられその様な中9歳の少女が靴磨きをして生活の糧を得ている。
苦しみや貧困によって絶望から薬物に逃げ 橋の下に蠢く男達の中毒患者の数 姿は異様だ。

稼ぎ手をなくした家族は子供達が稼ぐ 生きて行くために働くという。
少女達の母親が育った時代は女性の教育を認めないタリバンの影響が大きく
親世代は読み書きが出来ない 識字率が低く親世代を見て育った少女達は学ぶことに希望を抱いている。

一方タリバンを親に持つ少年達は父親を尊敬し8~9歳の子が聖戦士に憧れを抱き
生活の中に銃が入り自爆を恐れることなく女性は全身ブルカで覆うことが必要だと言い放つ。
小さいときからイスラムの教えが植え付けられ 男女差別を助長する教えは本当に説いているのだろうか。

女性差別は日増しに強くなって来ている。
貧困に喘ぐ人々をタリバン政権はどうしようとしているのか宗教で力で押さえつける政治は
恐怖政治以外の何物でも無く歴史が物語っている。
荒廃した社会を立て直す為にも争いを止め女性にも教育を受ける権利を与えるべきだと思った。