今が盛りと
余程居心地が良いと見えて動きません
幼なじみが絹織物 お召しの産地桐生から
梅雨前線が北上して梅雨が近いことを感じる。
曇り空を映した海は青を無くし
雨が降る前に手折ったアジサイをトルコブルーの花瓶に生けて。
梅雨の話題で賑わう季節に生を受けた あと数日もすればもう一つ年を重ねる。
雨が止んだら小豆を買いに街に出よう お赤飯炊いて真似事するために。
街から帰る頃には雨も上がり薄日が差してきた。
内湾の曲線を描いた海岸線に沿って進んでいくと ひまわりが咲きネムノキの花も咲き出した
プール開きにはネムノキの枝を口にくわえて泳いだという。
漁船漁業の衰退で養殖漁業が始まると同時に魚の餌を運んだ大型保冷車が走り
道路は拡張されトンネルが抜け 一気に街との距離が縮まった。
いつしか45年の歴史が流れ老いは抗えない事実となって
其れでも甘やかすこと無く挑戦する身でありたいと思っている。