海辺の町から

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海の貧栄養化

2021-03-19 14:15:54 | 日記

  暖かな一日になりそうです


  雑草の中で咲いてくれています ガザニアの花


今朝のニュースで瀬戸内の海苔の色落ちが話題になっていた。
原因の一つに海水温の上昇や貧栄養化もその一端にあるという
そう言えばスーパーに並んでいる海苔の色の悪さが気になっていた。
魚類養殖をしていた我が家
1980年頃突如として発生した赤潮の被害に遭いほぼ全滅状態になりました。
以来海水汚染による富栄養化が叫ばれ始め海の浄化に取り組んできました。
富栄養化の根源と言われていた界面活性剤を含む洗剤から石鹸に切り替え
地域ぐるみで取り組んで来たところ結果赤潮の発生も少なくなり
何よりも個々人が魚や二枚貝に取って有毒なプランクトンの発生を抑える
調査の積み重ねが功を奏して来たと思います。
でも綺麗になってきたはずの海が何か変です。
と言うのもあれだけ嫌われものの海水中の栄養塩(窒素やリン)が
赤潮発生防止のための水質改善を進めたことで栄養塩の濃度不足に繋がったと言う
思わぬ課題が持ち上がったのです。
栄養塩は植物プランクトンや海藻の養分であり
海水汚濁の一因とも言われているのです。
海水温の高さや富栄養化によってアオコが異常増殖
水中の溶存酸素が不足して生き物たちに影響を与えていました。

今になって本来有るべき自然界の栄養塩を極端に減らしすぎた弊害が
貧栄養化となり海苔の色落ちや藻場の減少を生んでいるのだろうか。
そう言えば今年の海藻の生育が悪いらしい