海辺の町から

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今を生きる

2020-05-10 15:56:38 | 日記

 陶芸初期の頃の作品

ひじきの解禁も相まって忙しさが倍増した海辺の町
携帯不携帯の行方不明の事すら忘れていた私
幼少期から多感な時期を過ごした福島県南の地より
親友からの着信を見つけ 夜懐かしくて電話を入れた。
親友でありライバルでもあった彼女は数年前にご主人を亡くされ
今は一人暮らしをしている。
友人との会話に私が話題になったらしく電話を掛けてくれたそうだ。
役所勤めをしていた頃 愛媛に嫁ぎ寂しい思いをしていた時
彼女は市の広報誌を定期便として送ってくれていた。
テレビもPCも持たず語り部としてボランティア活動に勤しむ
ある意味彼女らしい生き方をしていた。

県南の地を離れてみたび土を踏み もう最後だろうと脳裏に刻み込み
以前の様な感情が訪れるたび少しずつ薄らいでゆくのは
海辺の町で多くの友人に出会えたからだろうか。
想い出は想い出として大切にし 
今この地で精一杯生きることが大切なのだと感じている。