
万願寺唐辛子のつもりで苗を購入ですがちょっと違う。
実を見て
ピーマンかなと思いましたが
先っぽが少し尖っている。
"万願寺とうがらし" が美味しくて
ここ最近ずっと栽培してきています。
今年の万願寺とうがらしは
どうも実の形が違うので
初収穫の時は、
ピーマンだと思っていましたが、
さらにピーマンとも違うような
形をしているように思います。
もともと"万願寺とうがらし"は
京都の万願寺地区で
"カリフォルニアワンダー" と"伏見とうがらし" が
交雑したものではないかと言われているので
交雑しやすいのかもしれません。

去年収穫の万願寺とうがらし
(素人の作品ですから形は悪いです。)
とうがらしとかのナス系の花は基本的には
風媒花ですよね、たぶん。
ナス系の花は下を向いていますから
自分の花粉で受粉する自家受粉ように思うのですが、
たまに、

写真の花は同じナス科のトマトの花
クマバチの一種かな、足の所に集めた花粉を集めたダンゴがあります。
こういうのが来て
他家受粉するのかな。
彼らは一生懸命花粉を集めますから。
そう言えば、
農園の人にこのことを話すと、
以前にピーマンを収穫して帰って食べてみたら
すごく辛くてビックリしたことがあって、
よくよく考えたらピーマンの横に
赤トウガラシを植えていたことを
思い出したらしいです。
これがキセニア現象っていう現象なのかは
わかりませんが、
ということは、
自分の万願寺とうがらしは
キセニア現象で出来た種で
苗を作られたってしまったと
考えたらよいのかな。
【追記20160612】
"満願寺とうがらし" とは言っておりますが、
品種は''松の舞"で、厳密には
満願寺とうがらしではないようです。
本来の"満願寺とうがらし" の種は
門外不出ですね。
こういう業界は
どういう風になっているかは知りませんが
他の作物でも有名どころの品種の名前を付けたり
するのは極平然と行われているかもです。
ちなみに"松の舞"は和歌山の"根来寺の大唐"で
使われているそうです。