ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ドバイで初めての献血

2007年10月30日 03時28分46秒 | 暮らす
事務所が入居しているフリーゾーンから、献血を募集するメールが届いた。月曜日は近所のビルで献血できるというので、好奇心もあってでかける。

UAEにおける献血制限の稿にも書いたが、英国に出張のために短期間滞在したことを理由に献血ができなくなるまで、私は献血の常習者だった。今回は半年以内にインドに出張もしているから、どう言われるか興味があった。

受付でもらった知らない単語が一杯並んだ問診票をなんとか埋めて、インド人らしき男性医師のところに行くと、血圧を測られ、左手薬指の先を針で指して採血される。赤血球の数を調べているようで、グッドと言われる。順番が逆ではないかと思うが、この後今度はアラブ人らしき女性医師もしくは看護師の問診を受ける。日本では献血を拒絶されたこと、インドに最近渡航したことを正直に申告する。英国での滞在は全く問題ないようで、また、インドについては滞在地を聞かれる。ムンバイとデリーはマラリアの汚染地域にあたらないとのことで、あっさりとパスしてしまう。

次に小太りの女性看護師に、プールサイドにあるようなベッドに横たわるように言われ、右腕に注射針を刺される。日本では、400CCか200CCか、または成分献血かを聞かれるところだが、いきなり献血が始まりそうな雲行きだ。仕方なく、いくら献血するのかと聞くと、450CCだという。どうも他にオプションはなさそうだ。

献血が終わって腕に絆創膏を貼ってもらうと、「もう帰ってよい」(Now you may go)の一言。もう少し愛想があってもよいのにと思う。

部屋と出ると、オレンジ・ジュースとサンドイッチが無造作に置いてあり、勧められる前に自分で勝手に取って早々に事務所に戻る。献血カードは後で送られてくるらしい。

以上が、ドバイで初めてした献血体験だ。日本ではガンマGTPなど気になる数値を教えてくれて健康管理の役に立っていた。この国ではそういう気の聞いたサービスはなさそうだ。そう思いつつ、機会があればまた来てしまうかもしれない。

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