UAEの外国人

イード初日の１２日のガルフニュースに目を引いた記事があった。「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム」と題して、ＵＡＥの外国人のコミュニティを紹介する記事だ。

ＵＡＥの人口については、信頼できる統計がないのが現状だが、この記事の中では国籍別の人口を次のように報じている：

インド：１００万人
パキスタン：７０万人
バングラデシュ：５０万人
イラン：４５万人
シリア：４５万人
エジプト：３５万人

上記の合計だけで、３４５万人。これにフィリピン、スリランカを足せば４００万人近くまで行きそうだ。

この他、アゼルバイジャン１５００人、エリトリア４０００人、また独立国家ではないが民族としてクルド人が２０００～３０００人、ペルーが３０～４０人、とまあどういう基準で取り上げているのかわからないが、いろんな国から来ているのはよくわかる。

日本人の２６００人は中東アフリカ地域においては最大のコミュニティで、年率２０％で増加しているという総領事館の書記官コメントが引用されている。これから、数字は各国の大使館や総領事館に確認したものと推測できる。もっとも、在留届を出さない限り、大使館や総領事館も把握する術がないので、実際はこれよりも多いと思われる。

なお、日本に関する記事ではヨネダ・トヨアキという柔道の先生が写真入りでクローズアップされている。会ったことはないが、ムハンマド首長に気楽に会える唯一の日本人という噂だ。

[2007年１０月１９日追記]
ガルフニュースの姉妹紙タブロイド「XPRESS」によれば、フィリピンの総領事館はUAEのフィリピン人を約２５万人と見積もっているとのこと。