ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

アパート探し(完)

2007年01月20日 22時16分19秒 | 住む/泊まる
木曜日は朝から大忙しだった。

9時から、パートナーの施設見学をして、いったんホテルに戻ったあと、タクシーを走らせ、11時過ぎに当地の5つ星ホテルのセールスマネジャー(日本人女性)を事務所で迎える。ホテルのサービスアパートについては全然空きがなくご縁がなかったが、出張者のためのコーポレートレートの設定や将来あるかもしれない宴会のお見積もりについてご相談する。こういう時に日本人は話が早いし助かる。そのホテルにある当地のマダムの間で評判というパン屋のパンをお土産にいただく。セールスマネジャーを見送った後で、さっそく2個ほおばり、残った3個を隣の部屋のカナダの会社に働く若いインド人にあげる。

タクシーでドバイ・インターナショナル・ファイナンシャル・センター(DIFC)に行き、ここにある弁護士事務所の英国人の友人を訪ね、日本から買ってきていたお土産の日本酒を渡す。やはりDIFCに入っている取引先(出張中で不在)の秘書に会社のカレンダーを託す。

入居することに決めたアパートはDIFCから歩いて15分程度の距離にあり、ここで家賃1ケ月分のデポジットをクレジットカードで支払う頃には14時半になっていた。ホテルはここから歩いて10分だが、頼んでいたレイトチェックアウトの時間は15時で、それまでにチェックアウトしなければならない。慌てて荷物をまとめたので、部屋のセイフティボックスにいれた飛行機のチケットなどを出すのを忘れたりして、2度もタクシーでホテルに引き返す羽目になった。疲れて注意力が散漫になっているようだ。しっかりしろと自分に言い聞かせる。

5時にデイラにある銀行のジャパンデスクで口座開設の書類の記入について、現地採用の日本人女性から指導を受ける。フリーゾーンからNo Objection Letterをもらうのを忘れたことに気づく。赴任までは、まだ時間があるのでなんとかなるだろう。

さて、アパートの話だった。日本人会の名簿を頼りに、色々あたってみたが、すぐに入居できて、価格が予算の範囲内のサービスアパートは、以前紹介したグリーンコミュニティーのマリオットくらいしかなかった。どうしようか迷っていたところ、取引先の駐在員の方から単身で3ベッドルームに入居していらっしゃるという話を聞いた。探してみたところ、3ベッドなら、赴任予定の2月中旬に空きができるシェイクザイードロード沿いのサービスアパートがあった。難を言えば、築25年という古さで、水まわりなどに懸念はあるが、そのせいもあってか価格はなんとか予算の範囲内だ。これに決めた。

今年の後半になれば、建築中のホテルがいくつかマリーナなどにもオープンするらしい。また、例年値上がりを続けてきた家賃も、クリークの周辺にある物件を中心に今後値下がりが起こる可能性がある。現に、私が空き状況を照会していたあるアパートでは1ベッドルームの家具付アパートの家賃が2006年から2007年にかけて、160000ディルハムから130000ディルハムへと約20%も下がった。需給バランスの変化を感じ取っての価格設定かもしれない。

気が早いが、1年後には引越すつもりでいる。


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