ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

アラブの奇跡 夢見るドバイ

2008年11月15日 23時50分54秒 | 読む
「地球の歩き方」くらいしかなかった2年前に比べると、ドバイを紹介するガイドブックは格段に増えた。最近では「るるぶ」ドバイが出て、ドバイは日本人の観光客の行き先としてすっかり定着したようだ。

この本もそんなガイドブックのひとつ。9月末に日本に一時帰国した時に、丸の内オアゾの丸善の中を歩き回っていた時、ビジネス書のベストセラーのコーナーの隣に並べられていたのを見つけ(下の写真)、即購入した。

読むというよりは見る本といった方が適切だろう。この本の目玉は、ドバイの見所を紹介する美しい写真の数々だ。特に料理や菓子の写真は秀逸で、筆者の食へのこだわりがうかがえる。

どうせ、プロの写真家が撮っているのだろうと思って、奥書をみたら、撮影も筆者のむたあやの氏であることがわかる。扱っているのは、このブログでも紹介したことがあるホテルや店と重複するところが多い。だが、悔しいが、私にはこんなにも美しい写真は撮れない。プロフィールにはUAE在住の菓子研究家で元ANAの客室乗務員とある。よほど才能がある人なのだろう。

ドバイに帰ってから、るるぶと一緒に自分で読む前に女性社員に貸し出した。本を返す時、彼女が言ったものだ。自分が住んでいるドバイとはまるで別の国のようだと。現実のドバイは、こんなに美しいところばかりではない。だが、駐在員と違って、短い休暇を使ってドバイを訪れる観光客にとって、本書で紹介されるドバイを知るだけで十分だろう。

ドバイには行ってみたいが、金と時間が、、、という人、特に女性に勧めたい。税抜1300円で、ドバイに行った気になれるのは、お買い得だと思う。


最新の画像もっと見る