ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

初めてのスピード違反(2)

2008年07月29日 23時59分56秒 | 車/交通事情
駐車違反の支払いを銀行の現金自動預け機でしようとして、スピード違反の罰金があるらしいことを発見したことは書いた。その内に、警察から通知が来るだろうと思っていたが、なかなか来ない。良く考えてみれば、車両登録した時点から、事務所と自宅の両方とも住所が変わっているが、警察に届けていない。郵便が不達になっているのかもしれない。事務所でこの話をしたら、2名の所員がドバイ警察のホーム・ページで簡単に調べられると異句同音に言う。知らなかったのは私だけらしい。

ドバイ警察のホームページに行き、社用車のナンバープレートの番号を入力して検索してみる。すると、2件の罰金が現れた。6月21日の400ディルハムはスピード違反だとは思っていたが、3月14日の200ディルハムの罰金もスピード違反とある。車の前面の写真までついている。いずれも週末で、ゴルフに行く時に通った経路と時刻に見事に符合する。

釈然としないのは3月に施行された改正道路交通法によれば200ディルハムは最低速度違反のはずであること。そんなにゆっくり走っただろうかと思うし、そもそも最低速度違反は執行されていないはず。だが、争って、最高速度違反400ディルハムの間違いだったと言われてはやぶへびだ。ここは大人しく支払ってしまおうと思う。

それにしても、と思うのは、現金自動預け機にしろ警察のホーム・ページにしろ、こういう情報が本人でなくても簡単に見れてしまうことだ。住所や氏名などの個人情報は表示されない。だが、他人が乗っている車のナンバープレートを見て番号を控えるだけで、未払いの交通違反の罰金ばかりでなく、いつどの道路を通ったかという情報まで知ることができる。支払い済みの罰金は表示されないので、情報を消したければ早く払えということかもしれない。プライバシーに対するこの国の考え方が表れているようで、興味深い。

スピード違反だけはしていないというのが自慢だったのに、一挙に2件の違反とはダメージが大きい。これからはより慎重な運転を心がけるつもりだ。

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