OPECが石油の増産を発表したにも関わらず、原油価格は上昇を続けている。UAEは石油輸出国だから影響はない、かと言えばさにあらず。
とうとう、アブダビのガソリン・スタンドは1回で購入できるディーゼルの量に上限を設けることになった。小型バスとピックアップ・トラックは100ディルハム、大型のバス、トラックは200ディルハムという。
この背景には、首長国ごとのディーゼルの価格に存在する大きな差がある。現在、アブダビでは1ガロン8.60ディルハム、ドバイでは4月下旬の15.30ディルハムからさらに値上がりし、18.50ディルハム。実に2倍以上の価格差だ。この結果、アブダビのガソリン・スタンドはドバイから来るディーゼル車が長い列を作っているという。
UAEでは、ガソリンは統一価格が維持されていて、どの首長国でも1ガロン6.25ディルハムで変わらない。ドバイなど原油の産出が少ない首長国は、アブダビから国際価格で購入して赤字で売っているから、今の価格が永遠に続く保証はないが、値上げされるとしてもおそらく全UAEで一斉に行われるだろう。
そもそも、ディーゼルがガソリンより高いというのも、国際的には非常に珍しいことのようだ。ディーゼルの価格を決める現在の仕組みは、これほどの原油高を前提としてはいないだろう。石油以外のUAE経済を牽引しているのがドバイだとすれば、UAEが国際競争力を維持していくためには、見直しが必要なもののひとつかもしれない。
とうとう、アブダビのガソリン・スタンドは1回で購入できるディーゼルの量に上限を設けることになった。小型バスとピックアップ・トラックは100ディルハム、大型のバス、トラックは200ディルハムという。
この背景には、首長国ごとのディーゼルの価格に存在する大きな差がある。現在、アブダビでは1ガロン8.60ディルハム、ドバイでは4月下旬の15.30ディルハムからさらに値上がりし、18.50ディルハム。実に2倍以上の価格差だ。この結果、アブダビのガソリン・スタンドはドバイから来るディーゼル車が長い列を作っているという。
UAEでは、ガソリンは統一価格が維持されていて、どの首長国でも1ガロン6.25ディルハムで変わらない。ドバイなど原油の産出が少ない首長国は、アブダビから国際価格で購入して赤字で売っているから、今の価格が永遠に続く保証はないが、値上げされるとしてもおそらく全UAEで一斉に行われるだろう。
そもそも、ディーゼルがガソリンより高いというのも、国際的には非常に珍しいことのようだ。ディーゼルの価格を決める現在の仕組みは、これほどの原油高を前提としてはいないだろう。石油以外のUAE経済を牽引しているのがドバイだとすれば、UAEが国際競争力を維持していくためには、見直しが必要なもののひとつかもしれない。
その前提で以下を書きますが、確かに普通はガソリンの方が高くて、得に日本はその差が大きいと聞いていますよね。産業政策的なものが入っているように説明されていると思います。
産油国のガソリンが安いのは、石油一般についてならまだ分かるのですが、面白いですね。分留精製の能力の関係で、特にガソリンは、産油国なのに輸入が多いのではなかったでしょうか?