dtnkanother_Buchilog_Jaken

碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

パンデミックって、言わなイカンか?

2009年04月30日 13時41分00秒 | 関心事
先週から今週にかけて急速かつ世界的に騒ぎが拡大しつつある、豚インフルエンザ。今日、ついにWHOが警戒レベルを現行の「フェーズ4」(人から人へ継続的に感染している)から、上から2番目の「フェーズ5」(2ヶ国以上で人から人への感染が拡大)に引き上げたんだそうです。

我が国においても、ますます危機管理体制を強めるのはもちろんのこと、必要な諸施策を早急に講じていく必要があるワケですが、そんなことよりもKanother的に気になってるのが「パンデミック」ってな単語。これ、どうしてもこう言わなイカンかね?

わざわざ外来語に言い換えるのであれば、Kanother的には「その方が理解しやすい」ことが何より重要だろうと思うワケです。そうでなければ、新聞とかで限られた紙面に多くの情報を盛り込む必要性から「言い換えた方が字数が少なくて済む」辺りが、最低限の要件かと思うんです。

まず前者ですが、パンデミック。解りやすいですかね?何か、ブワァ~ッと拡まっていく感じがヒシヒシと伝わってきますかね?少なくともKanother的にはそんな風には1ミクロンも感じられません。

パソコンでも「パンでミック」としか変換されんので、全く一般的に知られている単語ではないでしょう。そんな単語を用いることは、情報を広く大衆に知らしめるというマスコミの役割に鑑みても、百害こそあれ一利すらもない行為だと思えるのです。

後者の字数についてみますと、「パンデミック」「世界的大流行」。両者とも全く変わらない、6文字です。紙面上でのスペース削減への寄与度すら皆無。否、初出のところで「パンデミック(世界的大流行)」と注釈を入れないかん分、むしろスペースを取っちゃってるんです。

オンライン百科事典「Wikipedia」では「日本語に訳すと感染爆発や汎発流行にあたる」とも書かれており、こちらを採用するならば、言葉単体で見ても「パンデミック」では字数が増える結果に。嗚呼それなのに、何ゆえわざわざ「パンデミック」?

そんなワケで、Kanother的には「パンデミック」て単語を見るたび、本当に「パンデミック」て言う必然性があるのかと小1時間問い詰めたい衝動に駆られるんです。お前、「パンデミック」って言いたいだけちゃうんか、と一人ごつ、ゴールデンウィークの昼下がりなんでした。