DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

軍隊で戦争を防げるか?

2015-10-17 23:31:07 | 雑感

 安保法案に賛成という立場の人は、「国を守るには強い軍隊が必要だ。」というが、本当にそうだろうか?だいたい、日本を直接攻めてくる国がどこにあるのだろうか?考えれば、どこの国も攻めてきそうな気もするし、どこの国も攻めてこないという気もする。極めて曖昧で、それは時と場合によってそうであったり、そうでなかったりする。今の隣国を見ると、確かに、北朝鮮を挑発して、追い込んでいけば、無謀にも日本に攻めてくるかも知れない。それこそ、窮鼠猫を噛む、北朝鮮のトップは、恐らく自分ら支配階級の立場が危うくなったら、日本に責任転嫁し、日本を攻撃してくるかも知れないという不安は確かにある。しかし、それに至るにはそれなりの経緯があってのこと、きちんと大人の対応をしている分には、そういうことは未然に防げるものだろう。それでは中国はどうか?中国は周辺諸国を支配下に置き、勢力を拡大しようと触手を伸ばしてきているのは確かだ。しかし、日本に攻め入ってくるなどということは、考えにくい。

 それでは、どんなときに日本に他国の軍隊が押し寄せてくるのだろう。一番良い例が、シリアだ。シリアの一部をアメリカが応援し、他をロシアが応援し、ロシアがシリアを空爆している。つまり、国が分裂したとき、他国の軍隊が国内で活動するようになるのだ。最近の戦争を見ると、どれも同じような境遇にあるものがほとんどだ。中東で戦争が多いのも、石油の利権がらみがほとんどだ。そして、ほとんどは政府派と反政府派で争っている。

 こう考えてみると、日本ではそんなことは絶対に起こらない!とまでは言い切れないものがある。政権を握るものが、あまりに私利私欲に走りすぎると、それに不満を抱く人が増大し、反旗を翻すかも知れない。そんなとき、軍隊は、国民を弾圧する方に動き、それに対抗して、反対派が内乱を起し、内戦が勃発するという筋書きだ。まあ、こういうことはまず起こらないと言えるだろう。なぜかというと、日本人は、みんな草食系に変化し、戦いを避ける傾向にあるからだ。政府に真っ向から反対し、力で対抗しようなどという気骨のあるものはほとんどいないからだ。

 だいたい、政府自体が草食系で、国民が拉致され、他国に連れて行かれても、本気で何とか拉致された人を取り戻そうなどとは考えていないし、その力もない。国民を守るというならば、戦争も辞さないという覚悟を示し、断固とした対応をするべきだろう。それができないのなら、威嚇のための軍隊も無用の長物と言えるのではないか?また、世界平和に貢献するというのであれば、まず、戦争好きのアメリカと袂を分かち、中立の立場に身を置いて、筋の通った発言するのでなければ、戦争を終わらせるような働きはできないであろう。

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