一年は、物理的に考えると、365日で昔も今も変わっていない。しかし、歳を追うことに、どんどん月日が経ってしまうように思われる。こどもの頃は、一学期は相当長く感じていたと思う。それに一日も、もっと長かったような気がする。時間の経つ感覚は、その間にどれだけの経験をし、どれだけの感動や衝撃を受けたかによって違ってくるのだろう。
例えば、病院に入院したての頃は、一日が退屈で退屈で、一日が長く感じるが、入院生活に慣れてしまうと、毎日判を押したように、同じことが繰り返され、それほど苦労することなく、ただ、時が経過していくようになる。時間の感覚というのはその程度のものなのかも知れない。
人生60年を過ぎると、さして新しいことを体験するわけでもなく、何かに強く感動するわけでもなく、ただ普段どおりの生活が繰り返されるようになる。そうなったら、あっという間に、彼岸になり、お盆になり、秋の彼岸になり、正月が来てしまう。一年何があったのかなと考えて見ても、さして変化はなく、ただ時が過ぎたという印象しか残っていない。これではやはりボケてきてしまう。何か新しいことに挑戦し、新鮮な体験ができるように心がけたいものだ。
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