駅の近くをぶらついていたら、仮装した子どもたちが店々の前などにたくさん並んでいたり、親子で仮装して歩いていたり、それを写真に撮ったりしている光景が目に入ってきた。そうそう、秋が深まり、ハロウィーンの時期が来たのだ。ハロウィーンとは何なのか、その由来はと問われても、とんと分からない私だ。ただ、子どもたちが仮装して歩く姿はとても可愛らしく、微笑ましい。
そこで、ハロウィーンについて調べてみると、「ハロウィン、あるいは、ハロウィーン(英: Halloween またはHallowe'en)とは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭りのこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカで民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある。」との説明があった。
ケルト人の暦によると、一年は冬から始まるのだそうで、11月が「新年」ということのようだ。日本などは春から一年が始まるのと少し違っており、秋の収穫を祝うとともに、新年を迎えるため、厄をはらうといった意味合いがあったのだろうと思われる。
そういえば、日本にも正月に子どもたちが家々を回るという行事がいくつか存在している。新潟のある地方ではこの行事を「くりかけ年始」と呼び、今でも続けられている。私ら家族は新潟に住んでいたわけではないが、妻の実家が新潟にあったことから、毎年、うちの子は妻の実家に帰省し、近所の家々を回ってお菓子をもらって歩いていた。根底に流れるものは、子どもは地域の宝、みんなで大切に育てていくという精神があり、こうしたその精神が行事となって現れているのだろう。
こうした行事と同時にその気風はいつまでも残しておきたいものだ。そうすれば、子どもたちが暮らす環境にも自然と配慮が行き届いていくのではないでしょうか?
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