DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

専門家の見解に耳を傾ける気がない安倍政権(新型コロナウイルス、GoToキャンペーン)

2020-07-16 18:52:06 | 雑感
新型コロナウイルスに、異常気象、共に今まではなかったような事態が次々に起こっている。まさに、激変の世の中、不安が募るばかり、国の指導者は、現実を認識しようとしないし、本気で対策を講じようとしない。安倍政権は、専門家の意見をうかがって、判断すると言いながら、専門家の会議を開くときには、既に結論を示し、賛同を迫るのみで、都合の悪い意見は無視するし、都合の良いフレーズだけを取り上げて、判断の根拠として発表する。これでは、国民は何を信じたら良いか、途方に暮れるばかりだ。
 昨日、参議院で、GoToキャンペーンを中心に、論議するために、休会中審議が行われた。野党の質問に応じ、東大先端技術センターの児玉龍彦氏が「新型コロナウイルス感染は拡大していて、危機的な状況にある。ニューヨーク等での感染爆発の二の舞になり兼ねない。これまでの法律を改めて、新しい時代の対策を講じる必要がある。」と語気を強めておっしゃった。一方、分科会の会長尾身茂氏も、どうように感染拡大に警鐘を鳴らしていた。
 西村大臣は、分科会を開いて、専門家の意見を聞いて、GoToキャンペーンの実施を検討すると述べている。西村大臣は、「専門家の意見を聞いて」と言いながら、現に参議院で両氏の言葉は、ほとんど聞いていないようなそぶりだった。西村大臣は、「新型コロナウイルス感染」担当の大臣で、関係各省を統合する役目が与えられている。その責任者が、参議院で分科会の主要専門家から意見を聞いているのに、分科会を開いて聞くというのも、失礼な話ではないか?
 結局、夕方に分科会が開かれたが、西村大臣は、開会の前に、赤羽国土交通大臣と相談し、東京を対象から除外して実施すると、安倍総理に報告し、GoToキャンペーンの実施を決めた。西村大臣は、赤羽大臣に参議院での審議経過をどう報告し、二人でどう検討したのだろうか?政治判断を決めてしまってから、専門家に賛同を求めたという経緯だ。失礼この上ない話ではないか?
 これで、感染が全国に拡大したら?何人の人命が失われることになるか?
 安倍総理は、「選挙で自民党を選んだ。その自民党に自分は選ばれた。だから、責任は国民にある!」というのでしょうね!
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