フランスで、デモが暴徒化し、大変な状況になっているという。フランスは、植民地から労働力不足を補うために大量に労働者を流入させた。その結果、夕食人種の比率が非常に上がっている。移民労働者によって、賃金は低く抑えられ、生産コストは抑えられたが、その一方で、それまで働いていたフランス人労働者の賃金も、労働市場の原理から給与が低くなり、貧富の格差はさらに大きく拡大したようだ。
日本では、外国人労働者受け入れ法案が国会で審議中だが、日本でもフランスと同じように、外国人労働者の賃金は低く抑えられ、当然の結果として、同じ職種の日本人労働者の賃金も実質的に低下の一途を辿るだろう。その結果として、働いても生活保護以下の生活しかできないという矛盾が生じてくることだろう。まだまだ日本では、外国人労働者の比率はフランスやヨーロッパのような水準までには増えていないが、そのうち、ヨーロッパのようなことになることも予想されるところだ。何しろ、日本やヨーロッパの出生率と発展途上国の出生率は格段の違いがあるわけだ。貧富の格差が広がれば広がるほど、出生率の差も大きくなる。俗にいう「貧乏の子だくさん」ということだろう。貧困は貧困を呼び、そして、世界にあふれ出て来る。先進国が富を独占していた当然の報いと言えないこともない。安価な労働力を求めて、なし崩し的に外国人労働者の受け入れを進めていくと、とんでもない事態が生じることは目に見える。
今の時点で、きちんとした日本の将来設計を作らないといけないと思う。
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