まるでゲームのようなアメリカ大統領選挙！

　アメリカ大統領、今、次期大統領が誰になるのか、世界中が注目しているが、その選挙方法はまるでゲームのような世界だ。

　国民が投票するのは変わりがないが、直接大統領を選ぶというよりも、大統領を選挙する人を選ぶという代物。今でこそ飛行機があり、また、通信回線が発達しているので、直接選挙が可能だが、昔は選挙も大変だったのだろう。第一、投票所に行くのだって、相当の苦労だ。そんな中で生まれたのが今の選挙人を選ぶという制度なのだろう。

　選挙は、第一段階として、党が候補者を一人決める。第二段階として、国民が選挙人を選ぶ。第三段階として、選挙人が大統領を選ぶという段階を経て、選挙が行われるらしい。そして、もっともゲーム感覚なのが、州ごとの選挙に勝つと、その州に定まった定数分の票を勝者が獲得する。例えば、５０人の選挙人を持っている州で、２６対２４で民主党が勝つと、民主党は５０人という票を得ることになる。４９対１でも２６対２４でも、同じ５０という選挙人獲得数になるというのだ。私たち日本人にはとてもわかりにくい仕組みだが、未だにそういう方法がとられているのには私たちには分からない難しい問題があるのだろう。正直に言えば、選挙人などを介さずに直接国民が大統領候補者に投票した方がどれだけ効率的、経済的か、まったく無駄なことをやっているように思えるのだが・・・・・・。

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