ヒルトンホテル敷地内でタクシーが暴走して、4人が負傷した事故。運転手はなんと71歳だったという。タクシーが会社がそんな高齢の人に運転させるとはあまり考えにくく、おそらくは個人タクシーだろうと思う。私も、66歳、運転には自信があるつもりでいたのだが、最近、どうもそれが怪しいことに気付きはじめている。視野が狭くなったというか、周囲の状況把握が甘くなり、車のすぐ前に歩行者が歩いていたり、自転車が走る抜けて行ったり、針路変更を躊躇しているうちに交差点を右折できなくなったり、数え上げたらかなり多くなっている。だから、遠くへ行く場合はなるべく電車にするなどして、運転せずに済むようにと考えるようになった。やはり事故を起こしてしまってからではもう遅い。
私用で、急がずのんびりと、たまに運転する程度の私と、タクシーを運転して、毎日、2百キロ、三百キロ、時にはそれ以上運転しているタクシー運転手とはその危険性の度合いも大きく違う。それに客の命を預かって運転しているわけで、その責任の重大性たるや大変なものがある。今回の事故は、どうもサイドブレーキの掛け忘れが原因と思われるが、そんな単純な手順を忘れるようではとても困る。まあ、高齢になると、どうしても、今までできていたことができなくなることも多い。事が起きて考えてみると、ああっ!前にも危うく事故になりかけたことあったなあとき気付くが、事故がない状態ではなかなか自分の変化には気付かないものだ。人の大事な命を預かるタクシー運転手と言う職業には、やはり年齢制限が必要なのではないでしょうか?