どんぴ帳

チョモランマな内容

ドームのおじさん・弐

2007-08-09 21:50:53 | 北海道一周!

  私はとりあえず情報を得ようと、おじさんと若い人に挨拶をした。
「こんにちは」
「ああ、こんにちは」
「みなさんここにテントを張っているんですね」
「ああそうだよ、ただここは風が強いからね、お互いに引っ張り合わないとテントを風で飛ばされちゃうよ」
「僕はさっき飛ばされましたよ」
 若い人が話しに加わる。彼はI君といい、私の住んでいるM県の隣、A県から日本一周に来ていた。
「向こうのテントまで飛ばされてフライに穴が開きましたよ」
 確かに彼のテントは黒いガムテープが数箇所に貼られていた。
「ここは雨は大丈夫だけど、風が強いんだ。みんなで引っ張り合わなきゃ、すぐに飛ばされちゃうよ」
「一緒に張った方がいいですよ」
 私はおじさんとI君の勧めもあって、隣にテントを張ることにした。

奥から、おじさん、I君、私のテント。自転車でテントを連結している。

 テントを張り終わると、さっそくおじさんに、
「コーヒーを入れるから飲みに来なさい」
 と言われる。I君と一緒にコーヒーを頂き、おじさんの話を聞く。

 まもなく雨が降り出すが、ドームの中には雨が降り込まないので快適だ。テントの前では調理も可能なので、演歌カラオケが流れる駅前に買い出しに行く。

定番の豚汁と、

鮭のムニエル(っぽいやつ)

 なかなかドーム生活は快適です。