「困った時はお互い様」    

NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 3月12日

2016-03-15 07:32:38 | まけないぞう
被災地NGO協働センターです。
あれから5年目、岩手県の被災地に入った増島のレポートをお届けします。

→ブログでぜひ写真もご覧下さい。
http://miyagijishin.seesaa.net/article/434851227.html
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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 3月12日
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東日本大震災から5年目を迎えた昨日3月11日は、朝から雪が舞っていました。あ
る被災者の方が、「亡くなった方の魂が舞い降りてきたのでしょ う。だから私
は大丈夫忘れてないよ」心の中でつぶやいた途端に晴れ間が広がったそうです。
そのような朝を迎え、各地で祈りが捧げられました。

 釜石市の復興住宅の公民館では、被災住民の有志の方が手作りの追悼行事を
行っていました。同じ仮設にいた仲間同士、また新しくつながった復興住 宅の
被災者の人、それを支える被災者の人、みなさんそれぞれの立場で、想いでその
場に集まっていました。「追悼式にはなぜか行く気になれなくて、 ここに来た
の、来てよかった。やっぱり仮設の頃のつながりはいい。今の復興住宅では何も
しないもの。」と

 室内には仮設のころのイベントの写真が所狭しと並べられ、みなさん懐かしそ
うにその写真をみながら、思い出話に話がはずみます。

 午後2時46分、海の方を向いて、サイレンが鳴り響く被災地で祈りが捧げられ
ました。会場にはみなさんが折った想いが込められた鶴が飾られてい ました。

 この追悼式を呼びかけたご夫妻の奥さんは、津波の後にお母さんを失くされて
います。いまでもそのお母さんの言葉を思い出すそうです。「生きるの は、辛
いよ」と。そのお母さんが言った言葉がいつまでも心に残り、仮設や復興住宅で
暮らすおばあちゃんたちと母親が重なりほっておけないそうで す。少しずつで
すが、地域の支え合いの芽が育ってきています。この大切な芽が大きくなって、
支え合いの街ができたらきっと未来の子どもたちにもつ ながっていくことで
しょう。

 まけないぞうの作り手さんが、「昔の書類を整理していたら、本当にたくさん
の人に支えられたと思ったのよ。これからは少しずつ返していきたい」 と話し
てくれました。そういえば茨城県常総市の被災者の方も「今度どこかで何かあっ
たら、年寄りだけど応援に行く」と言ってくれていました。その 前の広島土砂
災害の被災者の方は、常総の水害後すぐにたくさんの支援金を下さいました。
「被災された方の気持ちがわかるから」と。こうして被災地 から被災地へと支
え合いの輪が広がっています。


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※ドネは「まけないぞう」事業↓を応援してきました!
http://ngo-kyodo.org/makenaizou/index.html
神戸・被災地NGO協働センター
http://ngo-kyodo.org/

今年もやります!
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第6回 わかちあい祭り!
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詳細はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/3067c6e0bcdd136c10dae898979e37f9

4月30日(土)11時~18時
ゼスト御池(京都市役所前地下街)
チャリティーライブとバザーのイベントです♪

ライブ出演は
阿部ひろ江さん(シンガーソングライター)
ISSIN(兄妹の音楽ユニット)

誰でも参加できます。参加費なし。
会員さんから提供いただいたバザー品、
被災者、避難者を支援する製品販売、
似顔絵、バルーンアートなどなどの
楽しいふれあいブースも作ります。
皆さま是非ご来場下さい♪


★被災地NGO協働センターの
まけないぞう も販売します!!★

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