ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

自分が感じた面白い、かつ、怒りの話題を提供します。
みなさんのコメントをお待ちしています。

鋼(はがね)が出来る!

2006-05-25 | Weblog
昔 むかし 日本では 川に流れて積もった 砂鉄で鋼を作り

包丁や農機具を製造していた。

砂鉄の化学記号 Fe+O つまり 酸化鉄FeOである。

この酸化鉄を鋼(はがね)にするためには 炭素Cを酸素O2で燃やし還元するの

だ。

このプロセスを化学記号で表すと 次のような 式になる。

FeO+nC+O2=FeC+CO2+CO

酸化鉄(FeO)を鋼(FeC)にするため 木炭(C)を酸素(O2)で燃や 

し、鋼を作る装置を古来より この装置を「炉」と呼んでいたらしい。

純鉄(Fe)は軟らかく 強度が無い。 しかし、炭素(C)が純鉄に混ざること

により 強度と粘り強さと酸化しにくい 性質に変わる。

この究極が 日本の武士の魂 日本刀である。

刀鍛冶の刀工は 理屈や理論もわからないまま 経験で事の本質を学んでいた。

「鍛冶屋さんが 朝から晩まで トンテンカンテン」 金槌を打っていたのは 粘

り強い鋼を造っていたのである。

ドミンゴは いつも馬鹿なことを ブログに書いていますが 機械工学や流体力学

のエンジニアの端くれの末席を汚している草履である。

草履のドミンゴ 常に未熟者と思っている。

鋼や合金になるためには 愚鈍までに 純粋でなければ ならないと思うが・・?

しかし、純粋だけでは 生きていけない。不純物と考えられていた炭素(C)が鋼

の強さを生み出していた。チタンやクロームのようなレアメタルも鉄をますます

別な金属に変身させる。 これが合金だ。 人間社会も同じように見える。

お互いも垂れあって生かされているようだ。

毎日 真剣勝負! 懸命に 死ぬまで生かされて生きたいものだ。

多くの人々は 純鉄! これに適切な量のレアメタルや元素が 混じることにより

強固な 金属が生じる。

しかし、金属に悪影響を与える 元素もある。

燐(P)である 貴方の近くに Pがいないか チェックしようね。

Pとは アメリカの子どもの言葉「ぷー~」をした。と言ったら 母親はオシメを

観ている。(アッハハ・・・・・!)