自労自活のチーズ工房

今、日本での牛乳の消費量が落ち込んでいる。

この影響をもろに　受けているのが　酪農家である。

４８年前　我が家でも　乳牛３頭を飼育し、父母が毎日朝早くから夜まで

いい乳が出るよう世話していた。

もちろん、我々子供達も　牛糞の処理や草運び運動も手伝った。

「朝起きで　牛つれで　２時間チョトの　散歩道～　おらこんな村　いやだ～♪」

吉幾三の世界を経験している。

牛乳を生産することが　どれだけ大変なのか　身をもって体験している。

さて、北海道の宮嶋さん「自労自活」を掲げ　２８年前　新得町で牧場を拓いた

という。牛乳だけでは　価格が不安定　生活基盤が危うくなる。

そこで　付加価値をつけようと　１５年前チーズ造りを始めたようだ。

ヨーロッパに渡り　チーズ造りの勉強し、フランス人の偉い人と運命的出会い

「牛乳を運ぶな！ポンプで移送するな！」と教えて貰った。

「えっ！」と驚いたが　この一言がチーズ造りの原点となったという。

今では、宮嶋さんの造ったチーズは　国際コンクールで賞を得て　高い評価

いい師匠といい弟子の出会いは、運命でつながって　いるかも知れない。

朝早く起きて　いい話を聞いた。　今日一日　心が豊かになったようだ。