トラが3びき。+ぶち。

トラ年の人間2ひきとトラから名前をつけた犬(ワイマラナー)1ぴき+ぶち(イングリッシュポインター)1ぴきのおはなし。

育犬ノイローゼ!? パート2

2008年03月04日 | 用務員便り
用務員です。「育犬ノイローゼ!?」の記事には思わぬ反応をいただきまして、感謝です「育犬ノイローゼ!?」の記事のコメント欄と重複することがあるかもしれませんが、パート2の記事を書かせていただきます。そのときの状況をもう少し詳しく…

とにかくクマルの甘噛みには手を焼きました。私たちの体ならどこでも噛む。背中を向けると背中を噛んでくる。ジャンプして顔を噛んでくる。歩くと足首、かかと、つま先全部噛んでくる。服を着替えてるとその服を引っ張るし、バスタオルで体を拭いているとバスタオルを噛んでくる。粗相の掃除のタオルももちろん噛むし、噛むおもちゃを与えても人間の体やタオルのほうが大好き、ってな具合でした。

そのとき、私たちが人から教えてもらったり、ネット調べて実行した方法とクマルの反応はこんな感じでした。

1、無視する→「痛い!」と言って部屋を出て行くと、その間は静かに反省しているようですが、部屋に戻ると速攻で飛びつき噛み。私たちはいつあの部屋に戻れるの?っていう状態。

2、背中を向ける→わき腹、二の腕を噛んでくる。飛びついて後ろ髪を噛んでくる。

3、手をノドの奥に無理やり突っ込む→そのときは目を白黒させてビックリしますが、オエッっとなっても平気のへいさでまた噛み付いてくる。

4、マズルを叩く→効くのは一瞬だけ。叩かれるのを怖がりもしない。逆ギレする。

5、お尻を叩く→上に同じ。

6、雑誌などで大きな音を出す→驚いたのは初めだけですぐに慣れてしまう。

7、「痛い、痛い」と鳴いた振りをして、転げまわる→逆に大喜びでさらに噛んでくる。

8、手に甘いものを塗ってなめたら褒める→ただ喜んでペーストを舐めるだけ。ペーストがついてない手は容赦なく噛む。

一度なんて、「今日は徹底的に戦ってやると心に決めて帰宅して、本当に徹底的に戦った(噛んでないときは褒めそやし、噛んだら、「ダメアカン」と大声で言うというのを1時間くらい繰り返した)こともありました。

結局、ちょっと大きくなってきてからかなー、6ヶ月過ぎたあたりから?無視が効いてるかも~と思い始めたのは。でもカメのような歩みでボディブローのようにじわじわ~っとって感じでしたかね。それでも、3歩進んで2歩下がる。3歩すすんだかと思ったら、4歩下がるってこともしばしば。

現在11ヶ月ですが、正直言うとまだ噛みます。嬉しいときとか、私たちを遊びに誘うときとか。大好きな人にしかしないんだけど、これも治せるのかな…
足を噛むのは比較的すぐに治り、6ヶ月くらいからじわじわ飛びつき噛みも少なくなり、8ヶ月くらいからは興奮時以外の甘噛みはまったくなくなったわけですが、これは時期が来たから勝手に治ったのか、私たちがダメと意思表示してきたのがあったから治ったのかは分かりません。その地道な意思表示のおかげで治ったとしたら、現在の興奮時の甘噛みもちゃんと言い続けていれば治るんでしょうけど…

なんかねー、ネットもそうですけどよくテレビでもやってるじゃないですか、「こうすれば治ります」的なもの。テレビは特にね。カリスマ訓練士ってのが出てきて、こうすれば一発でってやつ。あーいうの、やめてほしいですね。できたところだけ、ピックアップしてほらねって。「んなわけねーだろ」って言いたくなっちゃう。あーいうことされると、犬を飼ったことない人まで、「こうすればいいんちゃうん?テレビでやってたで。テレビの犬はすぐ治ってたで」とか言われちゃうから困っちゃうんですよねー。

やっぱり「しつけの道は一日にして成らず」ですかね。ガンバレ、私たち

※写真は“だまされちゃダメよ、可愛い顔してホントは悪魔なのよ”な時期のクマルです。