羊蹄学園大学社会学部講義集

北の大地に突如としてできた架空の大学。
かつてないテーマで綴る社会学とは?

【塾戦争番外】神の話は神がかりでなし・2話

2006-07-04 12:45:26 | 塾戦争
(2、巨人)
同じく6月ある日。
私はあるセミナーに足を運びました。
まぁ一言で言えば「学習塾」についてのセミナー。
これだけ「塾戦争」云々言っている私ですから、いまさらそんなセミナー必要かといわれれば確かに必要ではない。
しかし…私は足を運びました。

なぜか。
そのセミナーの講師の名前に見覚えがあったからです。

猪野二三男。
この名前に聞き覚え見覚えのある人はどのくらいいるのでしょうか。
今の肩書きは「塾経営コンサルタント・ エルソフト株式会社代表取締役会長」となっていますが、しかし過去は・・・。
彼の経歴はこうなっています。

生徒数3万人を誇る大手予備校に24年間勤務、役員として活躍してきた経歴を持つ。
2001年、同予備校の経営中枢で活躍してきた現代表取締役の平林照正と共にエルソフト株式会社を設立。
教育開発出版株式会社と提携し、教育用ソフトウエアの開発と販売を開始する。大手予備校でも発揮した持ち前の行動力と発想力で、eトレシステムの普及と発展に努めている。


まぁ中小塾では導入がおなじみとなった「eトレ」。これの開発と普及をすべく、全国行脚されている方なのですが、それはともかく注目しなければならないのは「大手予備校に勤務し、役員として活躍」という部分。
大手予備校とは「さなる」、役員とは「専務」のこと。
つまり彼は「さなるの専務」をしていたんですね。
そうです、「さなる」の中心人物だったんです。

だから私としては、セミナーの内容云々よりは、「さなる」でのこととか、噂では理事長の佐藤イサク氏と喧嘩別れして独立したという話の真偽を確かめる目的があったのですが…。
まぁそんな話は聞けずじまいでして。
でもそうですね「すごい塾、すごい塾長」と名指しはしませんでしたが誉めてはいました。
そしてそうですね…その「さなる」での経験談をこのセミナーで吐き出しているようではありましたね。

たとえば「教え方は下手でも信頼されていればそれでよい」などなど。
なんか勢い、行け行けドンドンで進撃してきた「さなる」を象徴しているようでしたなぁ。

後半はeトレの宣伝で終わってしまったので私は退散しましたが、しかし威光というのはすごいですね。
会場に入ったら、セミナーを仕切る「教育開発出版」の方々はあちこち走り回っているのに、この人だけ会場の一番前の席で微動だにしない。
頭髪は一時期より後退し、その分お年もとったかなぁという感じですが、しかし威厳はありましたね。周りがどうであっても押し黙って動かないんですもの。
で、セミナーが始まり紹介を受けて立ち上がり、一気にしゃべりだす。
そこの切り替えはさすがです。
教務において具体例をはさみながらいろいろ話すわ話すわ…まぁそれでも塾講師なら「当たり前」と言えるようなことばかりなんですけどね。

…とまぁ主に塾関係者を対象としたセミナーが今後もこういった目玉講師を準備して全国各都市で開催されます。
話の種に足を運んでみるのもいいでしょう。
ただ得られるものは多いかというと…どうなんでしょうね、というところでしょうか。

これが6月に出会った2つ目の話です。
次回は3つ目のお話です。
…ということで、それではまた。

(3話につづく)
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1 コメント

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Unknown ()
2017-02-08 02:29:35
猪野さんはご勇退され隠居状態ですよ
昔の武勇伝が聞きたいですね
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